Mahler 7@Esplanade Concert Hall

  • 2018.01.06 Saturday
  • 23:53

久しぶりにやってきたシンガポール!情報収集していたら、SSO(Singapore Symphony Orchestra)がマーラーの7番を演奏するというので事前にチケット入手。会場のEsplanadeに向かった。

 

あのフルーツを模したであろう外観が特徴的。

 

会場内。楕円形で、ある意味古典的なつくりと言えなくもない。以前来た時の印象ではもう少し広かったと思ったが、意外にコンパクト。

 

さて、マーラーの7番。正直言うと最近マーラー自体を聞いていないうえ、特に6、7番は他曲に比べて聞く機会が極端に少ない。もしかしたら生で聴くのは初めてかもしれない。そんな状況なので、他の演奏と比較してどうのこうの言うことはできないが...

 

第一楽章のテノールホルンや第二楽章のトランペットの音量がやや大きすぎるかな?と思ったりもしたが、総じて期待以上の満足のいく演奏だった。Lan Shuiの粘り強い指揮が印象に残った。

 

聴いていても楽章間の関係が分かりにくい曲だが、そんなことに構うことなく彼は粘りに粘った。そんな粘りにオケも触発され、食らいついてく。その結果面白いように音が鳴り響き、躍動し、そして生き物となった。

第五楽章では金管群や打楽器群が大活躍。鐘まで鳴り響く喧騒感さえ覚える中でも、彼は只管自分の思い通りに振り続けた。

このままフィナーレに向かうのかと思いきや、少し戻って考えあぐね、別の道を模索するような構成、マーラーがどうフィナーレに持っていくか迷っていたのではないかと想像したくなるような流れの中でも、彼は臆することなく確信をもって振り続けた。

そして、約90分の音のドラマが終わったとき、待っていたのは万雷の拍手の嵐。

 

とかくわかりにくいと言われる7番だが、今日の演奏を聴いてまた別に機会に聞いてみようかな...

そんなこと思いを抱かせてくれるほどの、南の国の外の熱気を会場内までもたらしたかのような、まさに"熱演"だった。

 

 

P.S. 開演の40分前に会場に入ったが、席はまばらどころか2階席も2〜3人。1階席も同様でぽつぽつ。「ネットで見た席の状況はそこそこ埋まっているはずだが...」とちょっと気がかりに。結果的には開演10分前には8割は埋まっていたので安心したが...こちらの方は出足が遅いのかな?思ったり。

そういえば、会場で入り口に「開演の15分前には席にお座りください」みたいな掲示があったので、そのことを見越して作ったのかも???

 

 

〈data〉

 

Singapore Symphony Orchestra Subscription Concert

Sat / 6 Jan 2018 / 7:30PM

Esplanade Concert Hall

 

MAHLER: Symphony No. 7 in E minor

 

Lan Shui, conductor

 

【price】 16 Singapore$ 

NHK ニューイヤーオペラコンサート@TV

  • 2018.01.03 Wednesday
  • 21:05

61回目となったニューイヤーオペラ。紅白同様、毎年どう企画していくか工夫されていることだと思うが、今年はなんと三部構成。ピアノ伴奏で歌った第2部は新趣向?その分華やかさも犠牲にしたかもしれず、やや散漫となった感は否めないが、気づいた点をいくつか...

 

第1部

黒田さんを起用したのは大正解。役どころにはまった歌いっぷりで納得。櫻田さんもその軽やかな美声で健闘!

一方で、嘉目さんと林さん、お二人には悪いが人選ミス。今日の歌い方はモーツァルトではない。大好きなTitoの”Ah, Perdona al primo affetto"もいただけない。Hogwood盤のBarbara Bonney & Diana Montagueをぜひ聴いてほしい気がした。

 

第2部

市原さんと小林さん、藝大の先輩後輩で、美人で歌も上手い!とくれば何も言うことはない。お二人に「ニャオー...」なんて言われたら、見ているだけで満足(笑)それにしても、山田さんの華やかな軽やかなピアノは素晴らしい!

藤木さんは自分の世界を見つけた様子で、何も臆することなく歌っていた印象。

 

第3部

注目はやはり中村さんだが、見入ってしまったというか魅入られた。どなたかも新聞のコンサートレビューで書いていたが、一瞬にして役になりきり、人間の持つ情念を鮮やかに歌い分ける能力は並外れている。流石、バイエルンでバリバリ歌っていたことはある。ちょっと、最近の日本人歌手とはスケール感が全く違う。ぜひ生で聴きたい歌手だ。

イタリア物でテノールを歌う方はどうしてもパバロッティを意識しないわけにはいかないだろうが、笛田さんは前進あるのみ!感の炎のほとばしりが感じられる熱唱がブラーボ!

大村さん、福井さん、妻屋さんはただただ貫禄の一言。

 

 

〈データ〉

 

第61回 NHK ニューイヤーオペラコンサート

2018.1.3(水)

19:00〜21:00

NHK Eテレ

 

第1部 モーツァルト7大オペラの音楽による「モーツァルト・ファンタジー」

語り:井上芳雄
歌劇「魔笛」〜「私は鳥刺し」:黒田博(バリトン)
歌劇「フィガロの結婚」〜「愛の神よ、照覧あれ」:砂川涼子(ソプラノ)
歌劇「フィガロの結婚」〜「自分で自分が分からない」:林美智子(メゾ・ソプラノ)
歌劇「後宮からの誘拐」〜「お前とここで会わねばならぬ」:櫻田亮(テノール)
歌劇「皇帝ティートの慈悲」〜「ああ、最初の愛に免じて」:嘉目真木子(ソプラノ)/林美智子
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜酒の歌「みんなで楽しくお酒を飲んで」:黒田博
歌劇「フィガロの結婚」〜「若い娘たちよ、花をまけ」:合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜「お手をどうぞ」:嘉目真木子/黒田博
歌劇「イドメネオ」〜嵐の合唱「なんという恐ろしさ」

          合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部
歌劇「魔笛」〜「恋を知るほどの殿方には」:砂川涼子/黒田博
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜「恋のいぶきは」:櫻田亮
歌劇「魔笛」〜「やがて朝を告げる太陽が」:砂川涼子

       3人の天使:盛田麻央、守谷由香(以上ソプラノ)、小泉詠子(メゾ・ソプラノ)
歌劇「魔笛」〜「パ・パ・パ」:嘉目真木子/黒田博
歌劇「イドメネオ」〜婚礼の合唱「愛の神よ、婚姻の神よ」

          合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

 

第2部 ロッシーニ没後150年
伝ロッシーニ:「猫の二重唱」:小林沙羅/市原愛(以上ソプラノ) / 山田武彦(ピアノ)
ロッシーニ:「フィレンツェの花売り娘」:幸田浩子(ソプラノ) / 山田武彦(ピアノ)
ロッシーニ:「踊り」:村上敏明(テノール)/ 山田武彦(ピアノ)
ロッシーニ:歌劇「タンクレーディ」〜「君がこの心を燃え立たせ」

      藤木大地(カウンターテナー)

 


第3部
ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」

      幸田浩子/藤田卓也(テノール)/合唱
ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜「さようなら、過ぎ去った日よ」:中村恵理(ソプラノ)
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」〜ヴェールの歌

      清水華澄(メゾ・ソプラノ)/市原愛/女声合唱
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」

      「ああ、あなたこそわたしの恋人」「見よ、恐ろしい火よ」

      笛田博昭(テノール)/男声合唱
プッチーニ:歌劇「ボエーム」〜「もう帰らないミミ」:村上敏明/上江隼人(バリトン)
プッチーニ:歌劇「トスカ」〜「歌に生き、愛に生き」:大村博美(ソプラノ)
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

     「朝はばら色に輝き」「親方たちをさげすんではならぬ」

      福井敬(テノール)/妻屋秀和(バス)/小林沙羅/合唱

ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」から「ぶどう酒の燃える流れに」

           ソリスト全員/合唱

 

合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル、藤原歌劇団合唱部
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:沼尻竜典

 

司会:盒業鈴、井上芳雄

 

 

Neujahrskonzert 2018@TV

  • 2018.01.01 Monday
  • 22:34

今年は巨匠ムーティ登場!前半はおとなしめの曲が多かったような気がするが、特にウィリアムテルやボッカチオ、仮面舞踏会は流石ムーティ、オペラに手慣れた感がひしひしと伝わる演奏。

それにしても、鎌倉アナ、冒頭の寒風が吹く中で和服でのしゃべりといい、その後のホテル内での進行&インタビューといい、捌きは素晴らしい!日系のヘーデンボルク直樹さんの深い話もよかったし、バレリーナの橋本さんもカワイかった。

 

因みに、毎年何らかの記念年があるが、今年はある意味格別かも。それは今の世界が形作られた記念年ともいえるからだろうか。

世界では第一次世界大戦終結、オーストリア・ハンガリー帝国崩壊から100年、日本では明治維新から150年。司馬遼太郎風に言えば、世界同時性という環がまわっていそう。

最近の世の中の動きを見れば、自分でさえ、今年は今までの常識の転換点、何かの軛から放たれることなりそうな気がする。さてさてどんな年になりますやら、とそんなことを考えて見ていました。

 

P.S. 来年はティーレマンが振るとのこと。映像で見るあの自信満々な姿、ぜひ生で見たいと思っているが、いまだ果たせず。今年は何としても聴きたい!

 

〈データ〉

 

Neujahrskonzert 2018

2018.1.1(月)

19:00〜22:00

NHK Eテレ

 

Dirigent:Riccardo Muti

Orchester:Wiener Philharmoniker

 

Johann Strauß (Sohn):Einzugsmarsch aus der Operette „Der Zigeunerbaron“, ohne op.

Josef Strauß:Wiener Fresken. Walzer, op. 249

Johann Strauß (Sohn):Brautschau. Polka, op. 417
            Leichtes Blut. Polka schnell, op. 319

Johann Strauß (Vater):Marienwalzer, op.212
            Wilhelm Tell Galopp, op. 29b

 

 

Franz von Suppé:Ouvertüre zu "Boccaccio"

Johann Strauß (Sohn):Myrthenblüten. Walzer, op. 395

Alphons Czibulka:Stephanie-Gavotte, op. 312

Johann Strauß (Sohn):Freikugeln. Polka schnell, op. 326
            Geschichten aus dem Wienerwald. Walzer, op. 325※
            Fest-Marsch, op. 452
            Stadt und Land. Polka mazur, op. 322
            Un ballo in maschera. Quadrille, op. 272
            Rosen aus dem Süden. Walzer, op. 388

Josef Strauß:Eingesendet. Polka schnell, op. 240 

 

UntJohann Strauß (Sohn):Unter Donner und Blitz / Polka schnell, op. 324

                                        An der schönen,blauen Donau, op. 314
Johann Strauß (Vater):Radetzky-Marsch.op.228

 

 

※Das Zither-Solo im Walzer "Geschichten aus dem Wienerwald" wird von Barbara Laister-Ebner gespielt.

 

 

 

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