メサイア@県立音楽堂

  • 2009.12.13 Sunday
  • 21:31
 愛チャンを聴きに県立音楽堂まで足を伸ばした。曲はメサイア。
改めてプログラムを見てみると、メサイアでのソプラノアリアは意外に少ないことに気づく。
でも相変わらず見事な歌いっぷりだった。

もう何回か書いているが...
ことば一つひとつの中にドラマを感じさせる歌いっぷりがいい。
テクストの内容を十二分に理解し、それを表情豊かに見事に表現しているので聞く者にビシバシ伝わってくる。この表現力は、天性の素質だろうか。
今まで数え切れないぐらいメサイアを聞いているが、こんなにことばの内容を表現しきった演奏は初めてだ!!! NO16のアリア「Rejoice greatly」なんかは最高!

また次も聞いてみたいと思わせる人だ。

他のソリストの方も第一線で活躍されている方だけに、それぞれの個性を十分に発揮。
ソリストだけを聞くと贅沢な演奏会だっただけに、合唱にはもっともっとガンバってほしかったなあ。


〈データ〉
第44回 クリスマス音楽会
ヘンデル:メサイア
2009.12.13(日) 14:30
神奈川県立音楽堂

指揮:小泉 ひろし
ソプラノ:市原 愛
アルト:上杉 清仁
テノール:谷口 洋介
バリトン:初鹿野 剛
合唱:神奈川県合唱連盟
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

天地創造@サントリー

  • 2009.12.07 Monday
  • 23:16
 またまた、天地創造を演るというので行ってきた。
今回は、武蔵野音大のオケと合唱の演奏会。「武蔵野音楽学園創立80周年記念」とも銘打ってあり、当然期待は高まるが...結果は残念ながらだった。

まず、合唱。約170人ぐらいの編成。
人数の割にffの迫力がないし、かといってppの響きも少ない。またパート間の音のバランスが良くない。特にフーガでは男声が一体に聞こえず、個々の声質がそのまま聞こえてくる箇所もあった。
また、言葉もいまひとつ不明瞭。切れもない。ということはテクストも十分表現しきれていない。
全員が暗譜で臨んでいただけに、今後の成長に期待。

次は、ソリスト。佐藤さんはともかく、男声2人が弱い。あえて厳しく言うと、ただ歌っているだけ演奏。声質はそこそこだが、歌に込める思いや力、何かを伝えようという意思が伝わってこない。なにかこだわりがないような気がする。テクストの内容もどれだけ理解しているか?といった感じだ。
そんなわけで佐藤さんが歌い込めば歌い込むほど、ソリスト間のバランスが崩れ、演奏会としては好ましくない方向にいってしまった。


〈データ〉
武蔵野音楽学園創立80周年記念
武蔵野音楽大学 管弦楽団合唱団演奏会
2009.12.8(火) 19:00
サントリーホール

ソプラノ:佐藤 美枝子
テノール:眞塩 直
バリトン:大西 宇宙

先生リサイタル@トッパンホール

  • 2009.12.01 Tuesday
  • 23:26

先生がついにリサイタルを開くというので聞いてきた。

第1部と第2部の二部構成。
1部は(主に)歌曲、2部はオペラアリアという構成。

結論から言うと...大隅智佳子はオペラ歌手だあ〜ってとこでしょうか...

1部の歌曲ではロシア歌曲中心に、日本歌曲も織り交ぜての披露。
「からたちの花」などは振幅の大きい歌い方で会場が沸いたが、全体的に歌曲としての歌いっぷりだったかというと、どうしてもオペラ的に聞こえてしまう。

2部のオペラアリアでは、先生の持ち味が存分に発揮されて終始圧倒!終曲のエフゲニー・オネーギンからのは正に自家薬籠中の物。

正直言って、2時間先生のウタを聞くのはある意味大変かも・・・終始その声に圧倒されつづける感じなので...
演技力もある先生の魅力を最大に感じるには、生のオペラの舞台で、全体を見て聞いて体感することがイチバン!と思った次第。

なお、共演は先生の盟友(?)小林先生。ピアノは飯坂さん。ヴァイオリンは廣瀬さん。


〈データ〉
大隅智佳子ソロリサイタル
2009.12.1(火)
トッパンホール

バリトン:小林 昭裕
ピアノ:飯坂 純
ヴァイオリン:廣瀬 麻名

〈第1部〉
1.チェスティ:「私の偶像である人の周りに」
2.トスティ:「バラ」
3.R.シュトラウス:「明日」
4.大中恩:「ふるみち」
5.山田耕筰:「からたちの花」
6.バッハ:「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より プレリュード、ガヴォット」
7.チャイコフスキー:「それは早春のことだった」
8.リムスキー=コルサコフ:「風ではない」
9.ラフマニノフ:「ここは佳きところ」
10.ラフマニノフ:「ヴォカリーゼ」
11.ドヴォルジャーク:歌劇<ルサルカ>より「月に寄せる歌」

〈第2部〉 〜オペラ三昧!〜
1.ベルク:歌劇<ルル>より 「さぁ猛獣の園においでください」
2.モーツァルト:歌劇<フィガロの結婚>より 「伯爵とスザンナの2重唱」
3.モーツァルト:歌劇<コジ・ファン・トゥッテ>より 「岩のように動かず」
4.ヴェルディ:歌劇<シモン・ボッカネグラ>より 「父娘の再会の2重唱」
5.ヴァイオリン・ソロ サラサーテ:「序奏とタランテラ」
6.チャイコフスキー:歌劇<エフゲニー・オネーギン>より 「私は破滅しても構わない」

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