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トノの音楽そぞろある記

歌と音楽に関するコンテンツです
楽園とペリ@奏楽堂
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    その年話題の作曲家の声楽作品を取り上げてくれるので毎年楽しみにしている、藝大フィルハーモニア合唱定期。今年はシューマン生誕200年ということで、なんと「楽園とペリ」
    合唱愛好歴ウン年の自分も、曲名しか知らなかったため事前にCDでお勉強。で、感想は「こんな曲があったのか...」
    カゼで体調不良だったので、セキをしないようアメを懐に忍ばせて行ってきた。

    さて会場内。
    合唱は160人程度。藝大生なら十分すぎる人数。で、ソリストがなんと9人!。主役のペリ役を2人(1・2部と3部で分担)で歌うこともあるが、1人で歌うにしても8人(メンデルスゾーン「エリア」と同じ)

    で、聞き終えた後の感想は...
    初めて聴いたにしては体の中にすぅっと入ってくる感じ、何かなつかしさ・爽やかさを覚えるこの感覚はなんだろうか???曲も時に荒々しく、時にやさしく、美しい。管弦楽も随所にシューマン節が散りばめられ、楽しさこの上ない!
    また曲の構成も従前までのオラトリオとは明らかに違う。
    語り、アリア、合唱の区分はあってもそれぞれが途切れず流れるように展開され、一体となって迫ってくる。そのため曲が説得力を持ち、聴衆を飽きさせない。それはプログラムの解説で畑野さんも「レチタティーヴォとアリアの伝統的な対立構造を排し、全体を区切りなく進行するよう構成した」と書いているが、まさにそのとおりだ。
    ちょっと調べたみた。この作品が書かれたのが1840年代前半、メンデルスゾーンの「エリア」、ワーグナーの歌劇も同じ年代だ(いわゆる楽劇は1850年代以降)。で、曲の構成はどちらに近いかというとワーグナーだろう。

    また曲のテーマは魂の救済だが、いわゆるアリアを聴いていても過度に深刻な、場合によっては重苦しい感じがしないのはなぜだろう?これはテクストが聖書ではなく、ある詩人の叙事詩によっていることが関係しているのだろうか?そこには無垢の自然体の信仰心を踏まえた、作者の素直な言葉が綴られているからだと思えてならない。

    畑野さんはこの作品を「既存の音楽ジャンルの枠組みを取り除き、聖と俗の世界に橋をかけた」ものだと書いている。なるほど...いままでのオラトリオとは一線を画した新たな手法を取り入れたことによって、新たな世界を切り開いた作品であることを実感した。

    特に印象的な曲は、Nr17、ペリと合唱が掛け合いで「Schaf!Schlaf!」と歌う。美しさこの上ない!
    Nr18女声合唱もいい!まさにロマン派らしい力強くかつチャーミングな曲だ。そして終曲のNr26。ペリが合唱を伴って一気呵成に歌い上げる。
    それにしても、全曲何回も聞きたくなる、クセになりそうな曲だ。

    ソリストではアルトの加藤さんが一頭地を抜いていた。深くて奥行きのある朗々とした声が会場に響き渡った。まさにアルトとして求めるアルトらしい声だ。伊原直子さんに師事しているというが、いつかは伊原さんを超えてほしい。
    1・2部でペリを歌った金持さん。やや線が細い感じだがペリ役にぴったりの声質と芯のある声でgood! そのまま3部も歌ってほしかったなぁ。
    男声ではバスの倉本さんがいい!何がいいって、その面ガマエ(失礼!)格闘家と言われても納得してしまう雰囲気がいい!もちろん、すべては声量や醸し出す雰囲気からバスらしいからいいのだが...
    日本人でほんもののバスは数少ない!がんばってほしい!

    一方で苦言。
    進行役でもあるテノールの市川さん。声はきれいだが子音がはっきりしないため、言葉がぼやけてしまった。進行役は劇の出来具合を左右する重要な役割。メリハリの利いた歌唱を期待したい。
    3部でペリ役を歌った竹下さん。終曲はやや頑張りすぎか?たしかに盛り上がるところだが、全曲の流れからするとそれまでの流れとは明らかに違う歌い方。「頑張って歌ってます」と聴衆にわからないように、平然としてクライマックスを迎える歌い方をしてほしかった。

    いろいろ感じたが、知らなかった名曲を堪能できた喜びは大きい。有意義な一夜だった。


    〈データ〉
    藝大定期第343回 藝大フィルハーモニア合唱定期演奏会
    “生誕200年” ローベルト・シューマン
    2010.11.19(金) 19:00
    東京藝術大学奏楽堂

    「楽園とペリ」
    ペリ(第1部・第2部)、ソプラノ供Ф盪 亜実
    ペリ(第3部):竹下 裕美
    若い女、ソプラノ機У姪帖〕美
    メゾソプラノソロ、アルト機П麁 亜希子
    天使、アルトソロ、アルト供Р弾 のぞみ
    若者、テノールソロ、テノール機Щ埓遏々席
    テノール供田口 昌範
    男、バリトンソロ、バリトン:加耒 徹
    ガズナ、バス:倉本 晋児

    合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生

    指揮:高関 健

    【料金】 全自由席 2,000円
    | 声楽曲2010 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
    エルガー@東京芸術
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      体調不良&台風接近という悪条件?だったが、エルガーの声楽作品なので、頑張って行ってきた。

      エルガーの代表的な声楽作品は「ゲロンティアスの夢」だが、それだってクラシックファンさえ知らない作品。今日の「生命の光」に及んでは、一部の相当なマニア?じゃなければ知らないし、聞いたこともない作品だろう。というわけで、日本初演らしい。
      幸いにも?隠れ英国音楽ファンの自分はかなり前にCDを購入し聞いてるからなんとなく曲の感じはわかる。
      そもそもエルガーの曲は叙情的な部分が多く、悠長さ、間延びする雰囲気をいかに引き締めるかが演奏の際の要と思う。

      合唱はもちろん東響コーラス。自分は去って5年?ほど経つが、それ以来初めて聴くかもしれない。
      人数は約200名。団の方針でもちろん暗譜。じっくり聴いてみた。

      確かにこれまでの演奏歴は輝かしいもので、もはやアマチュアを超越している。オケ付属の合唱団ではイチバンだろう。この曲を暗譜であそこまで歌えるのもすばらしい。
      しかし、今日は全体的に声質が硬い。声がフワーっと会場全体に響き渡る感じがなく、ダイレクトに客席に届く感じだ。声はもちろんよく出ているんだが...
      またffも歌いすぎの感がしないでもない。エルガーの曲想でのffは、たぶん普段の8割ぐらいのほうがピッタリはまると思う。いわばヴェルレクのDies Iraeを突然聴かされた感じで、違和感さえ感じる。

      ソリストでは小林さんがピカイチだった。内容を十分理解し、表現力に満ちた歌唱で演奏を引き締めた。他のソリストの方ももっとドラマの中に入っての歌唱を聴かせてほしかった。特に語り手って進行役だから非常に重要だと思うのだが...

      指揮は大友さん。かなり前から始まった、この「東京芸術劇場シリーズ」でエルガーの作品を精力的に取り上げてきた方だ。合唱とソリストのバランスなど、もっと曲を引き締めてほしかったが、無難にうまくまとめた感じだ。

      こんな自分なりの感想とは裏腹に?終演後客席からは「ブラーボ」と盛大な拍手が続いた。NJPとアルミンクの「七つの封印」でもそうだったが、他のお客さんが受けた印象と自分の印象が違うのは、なんとなくもどかしい、複雑な気持ちになるものだ。


      〈データ〉
      東京交響楽団 東京芸術劇場シリーズ 第106回
      2010.10.30(土) 18:00

      ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
      エルガー:オラトリオ「生命の光」(日本初演)

      ヴァイオリン:ローラン・アルブレヒト・ブロイニンガー
      ソプラノ:小林 沙羅
      メゾ・ソプラノ:永井 和子
      テノール:クリストファー・ジレット
      バリトン:クエンティン・ヘイズ ※アシュレイ・ホランドの代役
      合唱:東響コーラス

      【料金】 C席 3,000円
      | 声楽曲2010 | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ウォルトン@サントリー
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         いやいや ウォルトンの名曲「ベルシャザールの饗宴」を年2回聞けるとは思わなかった。

        合唱は晋友会。最近聞いた他団の演奏では正直あまり印象に残らなかったが、今日は絶好調、すばらしかった!
        人数は150人程度。この曲を演るには十分だ。男女のバランスもいい。
        この曲、ダイナミックで劇的な箇所がいくつかあるため、普通のアマチュア合唱団だとffを目いっぱい歌ってしまい、音楽をぶち壊してしまう危険性がある。
        しかし、そこは晋友会。ほどよく抑制された、理性的なffで音楽を進めていった。それは出だしの Thus spake Isaiah を聞いてもわかる。最後までオケとの一体感は崩れず、音楽がスムースに流れていった。まさに、心地いい感じだ。
        オケも申し分ない。力まず、自然体で音楽をしていた。
        欲を言えば、ソロの三原さん、もっとアクを出して欲しかった、演技して欲しかった。この曲でのソロは綺麗な声で歌うことではなく、語るように歌うことを求めていると思うのだが...

        しかししかーし、指揮の尾高さんの力によって公演は成功に導かれた。
        出だしこそ慎重だったものの、時間を追って右肩あがりの状態。テンポ、間の取り方、オケと合唱のバランス、いづれも絶妙である。いわゆる曲のツボを心得ている。英国音楽をよく研究し理解している。
        日本人で英国音楽を取り上げる指揮者は尾高さんや大友さん、あとは秋山さんぐらいだろうか。隠れ英国音楽好き人間(?)にとっては、もっと取り上げる指揮者が増えてほしいなぁ。

        今日の演奏、英国の方が聴いていたら泣いて喜ぶだろう。それほど、本国(英国)に持っていっても ブラーボ必至。声楽曲では久しぶりに満足する内容だった。


        〈データ〉
        日本フィルハーモニー交響楽団 第624回 東京定期演奏会
        2010.10.22(土) 14:00
        サントリーホール

        オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
        ラヴェル:バレエ組曲「マ・メール・ロワ」
        ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」

        指揮:尾高 忠明
        バリトン:三原 剛
        合唱:晋友会合唱団

        【料金】 A席 5,700円
        | 声楽曲2010 | 17:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
        ウォルトン@群馬音楽センター
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           ウォルトンの名曲、「ベルシャザールの饗宴」を聴きに、高崎まで行ってきた。群響を聴くのは確か2回目。1回目も合唱曲だったような気がする(はるか10年以上前の話なので...)

          この曲の魅力は盛り沢山。変幻自在な力強い合唱、打楽器の躍動するリズム感、時にねちっこさが感じられるソロ等々。

          まず、合唱だが総数は250名はいるであろう大編成。しかし、人数の割には客席にその迫力が伝わってこないのはなぜか?ハモッていないせい?もっともっと聴衆を圧倒し、なぎ倒してほしかった。
          団員の個人差が大きいせい?か声の固まり方がゆるい感じだ。

          オケは健闘。特にこの曲の真髄である打楽器群は完璧だったのではないか。

          バリトンソロは声質が軽めなためか、この曲のイメージとはちょっと違う感じ。またいやらしさ、怪しさが伝わってこない。最後まで全体に溶け込んでなかった。

          指揮は平凡な印象。もっと緩急、ダイナミックさをつけないとこの曲の魅力は半減してしまう。

          ということで、演奏としては無難なものだったものの、あまり演奏されない合唱曲を地方オケが取り上げること自体は意義あるものだ。


          〈データ〉
          群馬交響楽団 第466回 定期演奏会
          2020.9.19(日) 18:45
          群馬音楽センター

          バーバー:管弦楽のためのエッセー第1番
          シベリウス:交響曲第3番
          ウォルトン:ベルシャザールの饗宴

          指揮:ベンジャミン・エリン
          バリトン:ローナン・コレット
          合唱:群馬交響楽団合唱団

          【料金】 B席 3,500円
          | 声楽曲2010 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
          お江戸コラリアーず@杉並
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            「男声合唱で楽しい演奏会があるから」というウタ友の誘いで行ってきた。 
            合唱好きだが、合唱コンクールには興味が無い自分にとって、全国大会で金賞をとった団体を聴く機会がくるとは思わなかった。会場は「満員御礼」。

            約80名の男声が歌い、時には演技する。
            手を叩く時、足を踏み鳴らす時の一糸乱れぬ動きがすばらしい。相当練習を積まないと80名の拍がピタッと合うのは難しいだろう。
            ウタを通じて、あらゆる可能性を探っている。そんな感じが伝わってくる。
            合唱団とはいうものの、ある意味ウタを中心とした演劇集団のような雰囲気。

            4部構成の選曲も彼らのただならぬ自信のほどが伺える。
            これだけバリエーション豊富な曲、難曲でありながら、各曲を見事に描きわけ、聴衆をその世界に引き込む実力はさすが「金賞」と思ってしまう。

            改めて人間が持つ「声」の奥深さ、民族固有の「声」を使った表現の豊かさに思いを馳せた次第。

            なお、3rd stageの中で、団員の年齢構成の紹介があったが30代までが9割以上を占めている由。これだけ体力を使う曲ばかりなら、30代までが中心じゃないと成り立たないことは納得。

            合唱も最後は体力です。

            最後に苦言を一言。何人か姿勢の悪い人がいたこと。あれは治していかないと...
            正しい姿勢で歌うこと、ウタの基本です。


            〈データ〉
            合唱団お江戸コラリアーず 第9回演奏会 〜お江戸の神頼み〜
            2010.8.8(日) 14:00
            杉並公会堂

            −1st stage
            Ave Maria WAB6(ブルックナー)
            Laudes de Saint Antoine de Padoueより(プーランク)
             1 O Jesu
              2  O proles]
              4  Si quaeris
            Jubilate Deo(コチャール)

            −2nd stage
            男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」(信長貴富)

            −3rd stage
            Ave Maria(林明杰)
            Pikse Litaania(Veljo Tormis)
            Es karai aiziedams(ラトビア民謡、Romualds Jermaks編曲)
            Ramkali(インドのラーガより Ethan Sperry編曲)
            Betelehemu(Via Olatunji)

            −4th stage
            男声合唱曲 組曲「御誦」(大島ミチル)
            | 声楽曲2010 | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
            讃歌@東京芸術
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               ウタ友が出演するので、池袋まで行ってきた。

              讃歌は好きな曲の一つであり、メンデルスゾーンイヤーだった昨年は2回聞いた。
              さて、今日は...

              一番の聞きどころは、6曲目、7曲目。
              テノールが「羊飼いよ、夜はやがて去るのだろうか?」という不安に駆られた気持ちを表現、「夜は過ぎ去ったのだ」というソプラノの澄んだ声が響き渡ったとたん、民衆が「夜は過ぎ去った!」と喜びに溢れた気持ちを爆発させる。

              福井さんは緊張感をもってこの劇的な場面を歌い上げた。不安におびえて ist die Nacht bald hin? と2度に渡って問いかけるところなどはまさに胸が締め付けられる思い。

              釜洞さんや馬原さんも健闘。

              合唱はがんばって歌っているのはわかるが、全体的には一本調子の印象。全曲mf かf で歌っているようだった。人数が大所帯(240人程度)であるからこそ、もっと強弱を明確にした立体的な演奏が可能なのではないだろうか。子音の飛び、言葉の切れ味もいま一歩。個人的には8番のコラールは1/2〜1/3の人数で歌ったほうが清らかな感じが出ると思うが...

              指揮の川瀬さんは期待の若手のようだが、声楽作品の扱いはこれからの勉強か?なにか指揮ぶりが遠慮がちの感じがしないでもなかった。

              〈データ〉
              日本フィルハーモニー交響楽団 第196回 サンデーコンサート
              2010.6.6(日) 14:30
              東京芸術劇場

              メンデルスゾーン 交響曲第2番 「讃歌」 他

              ソプラノ:釜洞 祐子
              ソプラノ:馬原 裕子
              テノール:福井 敬
              合唱:日本フィルハーモニー協会合唱団
              指揮:川瀬 賢太郎

              【料金】 S席 7,000円
              | 声楽曲2010 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
              女声合唱団@大泉学園
              0
                 G合唱団(カルミナ・ブラーナへの出演でお世話になってます)のピアニストである中村さんが代表を勤める女声合唱団の演奏会へ行って来た。

                正直言って、こういった機会でもなければ女声合唱団を日常聴くことはない。合唱曲での女声合唱とはまた別物か???

                2時間弱の演奏、15名の女性たちが練習の成果を力の限り出しつくしている姿があった。
                終演後、ロビーのあちこちから聞こえてくる出演者との会話。図らずも?「母の日」

                「ママ、よく声出ていたね」
                「聴きに来てくれてありがとう」
                「お疲れ様、楽しそうでよかったよ」...

                そこには歌を通じた人と人とのつながりがあった。さわやかな5月の風がここちよい、日曜の午後。

                歌を楽しむもののひとりとして、歌の別な楽しみ方を味わったひと時だった。


                〈データ〉
                女声合唱団 クール・プルミエ 第4回定期演奏会
                2010.5.9(日) 14:00
                大泉学園ゆめりあホール

                ◇ ポケットの星
                ◇ たおやかな詩
                ◇ Al・leluia
                ◇ Nunc dimittis
                ◇ 3つの詩篇
                ◇ A Little Jazz Mass

                指揮:佐藤 朋子
                ピアノ:中村 直樹

                【料金】 全自由席 2,000円
                | 声楽曲2010 | 20:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
                愛チャン@CHANEL
                0
                   愛チャン、聞いてきました。今度は銀座で。
                  CHANEL Pygmalion Daysに出演。時間は一時間だがソロリサイタルのようだ。

                  先月見たばかりだが、女性の魅力度はさらに上がっているように見えたのは自分だけだろうか?
                  プロである以上、居るだけで放たれるオーラは人々を魅了する。


                  曲目はシューマン生誕200年の今年に因んで、シューマンとクララが4曲ずつ。休憩後、山田耕筰とドボルジャーク。

                  曲間に愛チャン自身による簡単な曲の解説入り。その語り口も実にスマート。
                  要点だけをポンといいつつ、曲の核心をついてくる。そしてそれが見事な歌唱となって表現される。
                  一曲歌い終わるごとのわずかの時間に次の曲の世界に入る準備。そして歌い始めるとその世界を存分に表現する。
                  一曲たりとも同じ表情では歌っていない。すべての曲を当然のごとく描き分ける、歌い分ける能力はずば抜けている!

                  こうして見事に曲を歌い分けてくれるので、聞く側も自然にその世界に引き込まれていく。
                  4月もまた聴けますように...何回聴いてもその魅力が尽きることはない!

                  伴奏はリサイタル同様、丸山滋さん。

                  〈データ〉
                  CHANEL Pygmalion Days
                  ロベルト・シューマン生誕200周年記念
                   〜ロベルト&クララ・シューマンを歌う〜
                  2010.2.20(土) 13:30
                  CHANEL NEXUS HALL

                  出演:市原 愛(ソプラノ)

                  ロベルト・シューマン
                  −献呈
                  −春が来た!
                  −レクイエム
                  −言伝え

                  クララ・シューマン
                  −それはある春の日のこと
                  −私は冥い夢の中にいた
                  −はすの花
                  −彼はやって来た

                  山田耕筰
                  −鐘が鳴ります
                  −からたちの花
                  −待ちぼうけ

                  アントニン・ドヴォルジャーク
                  「ジプシーの歌」全曲
                  −私の歌が鳴り響く、愛の賛歌
                  −ああ、聴けよ私のトライアングルを
                  −森はひっそりと静まりかえり
                  −わが母の教えたまいし歌
                  −弦の調子を合わせて
                  −大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て
                  −鷹は自由に

                  *アンコール
                  ドリーブ
                  −カディスの女たち
                  | 声楽曲2010 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  愛チャンリサイタル@みなとみらい
                  0
                     行ってきました! 愛チャンリサイタルにヨコハマまで
                    でも、行ってよかった!すばらしかった!!久しぶりに大満足の演奏会だった!!!

                    もう結論から先に言います!
                    彼女の実力を十二分に堪能しました。このまま順調に成長すれば、日本を代表するソプラノ間違いなし!

                    なにがすばらしいって、はずした曲は一曲もないし、一曲一曲にドラマがある、物語がある。
                    ほとんどがドイツ語の曲で、残念ながら曲名だけで歌詞の内容はわからないが、それでも内容が伝わってくる。伝えようという気持ちがからだ全体から伝わってくる。これは、非常に大事なことだと思う。

                    彼女自身もプログラムの最後に、次のように書いている。
                    「今回のリサイタルでは、初めて聞いて頂く曲であろうとも、自然に心に入ってくる、そして単純にメロディに感動して頂けるような選曲をしたつもりです。音楽には、人の心に訴えかけ、ぶつかってくる何かがあることが大切だと思います。」

                    なにか当たり前のことを書いているようだが、彼女の凄いところは有言実行。
                    それを実践して、聞く者を音楽の、歌の世界に引きずりこんでいる。見事!というしかない。

                    帰り道で考えた。オペラのアリアをそこそこ歌える人は数いれど、今日のようなプログラムで人を引き付ける歌唱のできる人はいかほどいるか?と。

                    印象に残った曲は、第1部冒頭の「歌の翼に」、第2部冒頭の「うぐひす」、「ジプシーの歌」より。特にメインプロといえる「ジプシーの歌」はエンジン全開!!!
                    アンコールは2曲。2曲目の「まちぼうけ」がまたドラマがあったなあ。

                    最後になってしまったが、伴奏の丸山さんもスゴイ!
                    そもそもうまいし、でしゃばらず、ウタとの息がピッタリ!完璧な伴奏でリサイタルを成功に導いた。

                    今度は是非愛ちゃんのオペラを聞きたい!


                    〈データ〉
                    市原 愛 ソプラノリサイタル
                    2010.1.13(水)
                    みなとみらいホール 小ホール

                    ピアノ:丸山 滋

                    <第1部>
                    メンデルスゾーン
                      :歌の翼に
                      :春の歌
                      :恋する女の手紙
                      :魔女の歌(もうひとつの5月の歌)
                    クララ・シューマン
                      :それはある日のこと   
                      :私は冥い夢の中にいた
                      :はすの花
                      :風雨の中を彼はやって来た
                    グリーグ
                      :君を愛す
                      :秘密を守る夜うぐいす
                      :ある夢

                    <第2部>
                    早坂 文雄
                      :うぐひす
                    R・シュトラウス
                      :明日の朝
                      :花束を編みたかった
                      :あなたの歌が私の心に響くとき
                    ドボルジャーク「ジプシーの歌」より
                      :私の歌が鳴り響く、愛の賛歌
                      :ああ、聴けよ私のトライアングルを
                      :森はひっそりと静まりかえり
                      :わが母の教えたまいし歌
                      :弦の調子を合わせて  
                      :大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て
                      :鷹の翼はタトラの峰高く

                    【指定席】  4,000円

                          




                    | 声楽曲2010 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    ニューイヤーコンサート@ミッドタウン
                    0

                      遊びに行って偶然知ったコンサート。2大オペラカンパニーの声楽家が競う?というので聴いてきた。
                      場所はミッドタウン。ここに多目的ホールがあるとは知らなかった...

                      出演は藤原歌劇団から、砂川涼子さんと鳥木弥生さん。東京二期会から、樋口達哉さんと成田博之さん。

                      第1部は「フィガロの結婚」と「カルメン」から抜粋したオリジナルプログラム。
                      ケルビーノを歌っていた鳥木さんが女装をした結果カルメンになったという設定で、二つのオペラを繋げた。
                      第2部は「椿姫」からの抜粋。

                      まず、砂川さん。初めて聞いたが、声が立っていてよく通る。またソプラノの華もある。プリマドンナがぴったり合う人だ。
                      「ヴィオレッタを初めて歌うから緊張してる」と第1部終了後のトークで話していたが、見事歌いきった!ただ、「花から花へ」での高音の伸びは惜しいかな今一歩。
                      でもでも、ヴィオレッタに期待する雰囲気は十二分に醸し出されたいた。

                      また成田さん。以前より低音がよく鳴り、バスバリトンとしての声域や深みも増した感じだ。
                      いま、岡村喬夫さんのような、しっかりした声で歌える日本人のバスバリトンは少ないような気がするので、今後もっとがんばってほしい人だ。

                      鳥木さんも深みのある声でステキだし、樋口さんはいつもどおり輝かしい歌唱を聞かせてくれた。

                      お正月的にはもっとトークもあってもよかったかな?とは思うが、内容は充実したコンサートで満足。
                      会場も意外と?音響よかったし...

                      〈データ〉
                      Tokyo Midtown NEW YEAR CONCERT
                      Opera Friendly Match  藤原歌劇団 vs 東京二期会
                      2010.1.2(土) 15:30

                      ソプラノ:砂川 涼子
                      メゾ・ソプラノ:鳥木 弥生
                      テノール:樋口 達哉
                      バリトン:成田 博之

                      【指定席】 4,500円

                      | 声楽曲2010 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
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