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トノの音楽そぞろある記

歌と音楽に関するコンテンツです
ゲーテのファウストからの情景@Wiener Konzerthaus
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    ウィーン第二夜。今日はKonzerthausで、日本でも馴染みのD.ハーディング指揮でシューマンの声楽大曲「ゲーテのファウストからの情景」を聴いた。

    「シューマンの合唱曲?」といってもピント来ない方が普通であろう。それほどに日本では馴染みはないが、聴くと「シューマン節」が随所に聞かれる。
    この作品、これまで日本で演奏されてことがあるのか不明だが、今後もほとんどないに等しいだろう。この地でもそう多くはないのでは?と考えると極めて貴重な機会である。

    今日の主役はファウストなど3役を歌った、ゲルハーヘルだろう。言葉一つひとつを大切に情感を持って歌いきる歌唱ぶりは、地味ではあるがドイツ語作品においては一頭地を抜いている。
    切れ味鋭い響きを聞かせた80人ほどの合唱も称えられるべき結果だった。オペラハウスの合唱がこんなにも美しい響きを聞かせてくれるとは...女性合唱のppでは天井から音が降り注がれるさまである。また、児童合唱も負けず劣らす天使の声を響かせていた。

    初めて入った会場は、いわゆる神殿の列柱が客席を取り囲むようにずらりと配置されているような構造。天井も高く、まさに箱の中に最良の空間を作っている感じ。その為か、音がよく響き、特に歌手陣の一音一音の核までが鮮やかに聴こえるのには驚いた。
    ウィーンまで来て聴いた甲斐のある、満足のいく演奏会だった。
    ただ、気になることがひとつ。これはクラシック界の世界的な課題かもしれないが、聴衆の年齢層が高いことだ。満員に近い会場だったが若者と呼べる聴衆が1割もいただろうか???若手演奏家は次々出てきても、聴衆も徐々に変わっていかないとこの先がおぼつかない。

    シューマンには他の声楽大曲で「楽園とペリ」というオラトリオがある。こちらのほうは数年前、年一回行われる、芸大の「フィルハーモニア・合唱定期」で演目として取り上げられたが、今日の作品より更にドラマチックな佳品である。こちらも是非是非再度聴いてみたいが、いつのことになるのやら。。。

    P.S 終演後、歩いて宿泊先のホテルに戻り、エレベーターで一緒になった紳士二人のうち一人から声をかけられた。「今のコンサートに行ったんですか?」。プログラムを持っていたのでそう思ったのだろう。「よかったですね。音が芯まで聞こえる感じですよね。ホールがいいんですかね」と自分。「オケがいいんですよ。そうじゃないとあんなに響かない。」
    「ウィーンへはいつから?」との質問に、予想もしなかった答えが返ってきた「明日あそこで演奏するんです。都響の演奏会で」心の中で「あっ...」と叫びながらも、「私、行きますのでがんばってください」と言い残して、お互いの部屋に戻った。
    旅はおもしろい。


    〈データ〉

    Sonntag,22. November 2015 ,19.30 Uhr
    Wiener Konzerthaus , Großer Saal

    Schumann: Szenen aus Goethes Faust

    Wiener Symphoniker,Wiener Singakademie,
    Opernschule der Wiener Staatsoper,

    Christian Gerhaher (Bariton)・・・Faust, Pater Seraphicus, Dr.Marianus
    Christiane Karg (Sopran)・・・Gretchen, Una Poenitentium
    Alastair Miles (Bass) ・・・Mephistopheles, Bouser Geist

    Christina Landshamer (Sopran)・・・Marthe, Sorge, Magna Peccatrix
    Gerhild Romberger (Mezzosopran)・・・Mangel, Maria Aegyptica
    Jennifer Johnston (
    Mezzosopran)・・・Noth, Mulier Samaritana, Mater Gloriosa
    Andrew Staples (Tenor)・・・Ariel, Pater Exstaticus
    Franz-Josef Selig (Bass)・・・Pater profundus

    Daniel Harding: Dirigent

    【Preis】 EUR 36.00


     
    | 声楽曲2015 | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
    NNTT Young Opera Singers Tomorrow 2015@新国立
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      新国立の研修生によるガラコンサート。砂田さんのお誘いもあり行ってきた。
      総勢15名。男性が6人なので、女性が優勢か(笑)

      こうしてひとり一人の歌唱を聴いた後、「印象に残っているのはどんな場合か?」と考えると、自らの個性を最大限発揮できる選曲とそれを裏打ちする技術力が確かな場合だ。

      砂田さんは贔屓目なしに、その驚異的な息のコントロールテクニックを披露し、聴衆の大喝さいを浴びた。同様に宮地さんもコロラトゥーラとそのチャーミングな身のこなしが素晴らしかった。また、城村さんのマノンも勢いがあり秀逸。出色はプーランクを歌った種谷さん。終わってもその先を聴いてみたい気持ちにさせられた。

      研修所に入ることでさえ大変な競争だったのは間違いなく、皆さん若手実力者の方たちばかり。しかし、聴衆に訴えかけていくには何かキモとなるものが必須であり、努力はエンドレス。
      これからも困難な道のりだろうが、せっかくのチャンス。皆さんには日々の精進を重ねていってほしいと願うばかりだ。


      〈データ〉

      NNTT Young Opera Singers Tomorrow 2015
      2015.11.17(火) 19:00
      新国立劇場 中劇場
       

      吉田 美咲子(ソプラノ)・・・ロッシーニ『コリントの包囲』より「正しき天よ」

      竹村 真実(ソプラノ)・・・モーツァルト『フィガロの結婚』より「とうとう嬉しい時が来た〜恋人よここに」

      大野 浩司(バリトン)ドニゼッティ『ポリウート』より「麗しきあなたの面影」

      西尾 友香理(ソプラノ)・・・ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「あたりは静けさに包まれ」

      宮地 江奈(ソプラノ)・・・マイアベーア『ディノラー』より「私のあとをついてくる軽やかな影 〜影の歌〜」

      氷見 健一郎(バス)・・・モーツァルト『魔笛』より「この神聖な聖堂には」

      砂田 愛梨(ソプラノ)・・・ドリーブ『ラクメ』より「どこへ行く、若いインドの女よ(鐘の歌)」

      岸浪 愛学(テノール)・・・プッチーニ『ラ・ボエーム』より「冷たき手を」
       

      小林 啓倫(バリトン)・・・R.シュトラウス『アラベラ』より「ですが、こうなっていたかも知れません」

      城村 紗智(ソプラノ)・・・マスネ『マノン』より「私が街を歩くと」

      水野 秀樹(テノール)・・・ヴェルディ『リゴレット』より「さらわれてしまった!」

      飯塚 茉莉子(ソプラノ)・・・シャルパンティエ『ルイーズ』より「その日から」

      高橋 紫乃(メゾソプラノ)・・・R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より「仲直りしましょう」

      種谷 典子(ソプラノ)・・・プーランク『ティレジアスの乳房』より「いいえ、旦那様」

      松中 哲平(バス)・・・モンテメッツィ『三人の王の愛』より「イタリア!イタリアは私の記憶の全て」

      【料金】 全席指定 2,160円

       

      | 声楽曲2015 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
      スウェーデン放送合唱団@オペラシティ
      0
        世界レベルの合唱とはどんなものなのか、自分の耳で確かめる機会が訪れた。誰もがその実力を認める「スウェーデン放送合唱団」である。

        演奏曲目を全部聞いたことがある人はいないだろうと断言できるくらいのシブいプログラム。なぜ、これらの曲目を選んだのか知る由もないが、今回の来日が単なる営業ではなく「自らの実力を直接聴衆に示すには最善と考えた選曲」と考えてもいい。それだけでも自信のほどが伺える。

        個々の曲の感想を言えるほどの立場にはないため、ひとりの合唱あるいは音楽愛好家として全体の感想をつづりたい。

        よく声楽を愛する人は「ひとり一人が楽器」というが、今日の演奏では正真正銘「ひとり一人が楽器」であり、その集合体として「声楽アンサンブルとはこういうものだ!」ということを示してくれた最高のお手本だった。

        もっとも印象に残ったのは、pppからffまでそれぞれの段階の音圧が一定であり、最後の一音に至るまで音が減衰しないことだ。それに伴う豊かな響きも揺るがず、音の濁りも微塵も感じられない。合唱をかじったことがある人なら体験的にわかることだが、これはまったくもってunbelievableな世界であり、まさに驚異的というしかない。
        特に、あえて言うならPPPからmfぐらいのハーモニーは絶品で、その部分にこそアンサンブルとしての実力、巧拙が出やすいとも言える。プログラム全体を俯瞰して眺め、息を十二分にわがものとして味方につけなければできることではない。
        また、「ひとり一人が楽器」という視点を少し広げて考えれば、訓練によって「声によるオーケストラ」ができ「声による表現」が無限に広がっていく可能性があることを改めて見せてくれた。

        今日のアカペラによるとてつもない演奏を聴いたことで、多くの方が「声」の魅力を感じたに違いない。それは満員の聴衆からの惜しみない拍手の嵐が、オーケストラの場合とは明らかに違う”色”のものだったことからうかがい知ることができる。人間の持っている、原始的な”生”からくるもののような気がしてならないのは自分だけだろうか。。。

        なお、個人的にはペルトの「トリオディオン」が合唱団の実力を知る上では最高の曲だった。


        〈データ〉

        スウェーデン放送合唱団
        2015.10.20(火) 19:00
        東京オペラシティコンサートホール

        首席指揮者:ペーター・ダイクストラ

        J.S.バッハ:モテット《主にむかいて新しき歌をうたえ》BWV225 
        ペルト:トリオディオン(1998) 
        シェーンベルク:地には平和を op.13 
        ブラームス:祝辞と格言 op.109 
        マルタン:二重合唱のためのミサ曲

        【料金】 B席 3,000円
        | 声楽曲2015 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
        テ・デウム@ザ・シンフォニーホール
        0
          マエストロ飯守がドヴォルザークの「テ・デウム」を演奏するというので、大阪まで行ってきた。
          自分にとっては「テ・デウム」がメインプロだったが、プログラムの一曲目から圧巻だった。

          序曲「謝肉祭」。正直初めて聴く曲だったが、曲の持つ弾けんばかりの躍動感と指揮台の上で足踏みするようなマエストロの情熱的な指揮が相まって、それはそれはこの上ない心地よさ!こんなワクワクする演奏に接したのも久しぶりの感。終演後、聴衆からも「ブラーボ!」が飛び交ったのも納得の感。

          さて、注目の「テ・デウム」はどうか?
          合唱団は70人程度とやや小ぶり。冒頭の印象的なリズムのあと合唱が入ったが、いまひとつ会場全体に響くような音の塊として飛んでこない。発音の明瞭さはオケの音にかき消されてしまって埋没気味。まずは、2割増し程度の人数はほしかったところか。
          マエストロの指揮も「序曲」の躍動感に充ちた指揮振りが消え、なにか遠慮しているような印象。終曲はそれなりだったが「序曲」のような盛り上がりには遠く及ばない。
          ただ、ソリストの秦さんの歌唱は変わらず安定感抜群。派手ではないが、確実に聴衆に訴えかける声の輝きと素直さがいいのではと改めて感じた。

          「交響曲第7番」は「序曲」と同様、マエストロとオケの一体となった演奏で圧倒。3楽章終了後「ブラーボ」との聴衆からのフライング?はあったが、その前のめりになる気持ちはわからないではない雰囲気を持っていた演奏だったのは事実。
          楽団のHPには「マエストロとの競演は17年ぶり」と書いてあったが、そうとは思えない両者の熱演の一夜だった。


          〈データ〉

          日本センチュリー交響楽団 第202回 定期演奏会
          2015.8.29(土) 19:00
          オール・ドヴォルザーク・プログラム

          ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
          ドヴォルザーク:テ・デウム
          ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調

          指揮:飯守 泰次郎
          ソプラノ:秦 茂子
          バリトン:小森 輝彦
          合唱:大阪センチュリー合唱団

          【料金】 C席 3,500円
          | 声楽曲2015 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
          ジョイントリサイタル@谷中会館
          0
            大音さんのリサイタルがあるので行ってきた。今回は5月にも共演した石原さんとのジョイント。
            お互いが吃遙感覆鼎腸里Α↓局構成。

            大音さんはイタリア留学後、声の抜け具合が向上した感じ。5月のJ・シュトラウスの「春の声」もよかったが、今回のハムレットの曲も10分程度の長丁場だったが見事だった。また、R・シュトラウスもなかなかの聴きもの。
            石原さんはその音圧が凄まじい。ソプラノとは思えない太く強靭な声で圧倒した。来春の「イル・トロヴァトーレ」に出演するというが大いに楽しみ。
            また、服部さんの流れるようなピアノは、歌手の実力を如何なく引き出す演奏。ドラマチックこの上ない。


            〈データ〉

            石原妙子&大音絵莉 ジョイントリサイタル
            2015.8.2(日) 15:00
            谷中会館 初音ホール

            第吃

            大音絵莉
            V・ベッリーニ作曲歌劇『カプレーティ家とモンテッキ家』より”私は婚礼の衣装を着せられ…おお幾度か”
            Eccomi in lieta vesta…Oh quante volte(“I Capuleti e i Monteccchi”-Bellini)
            F・P・トスティ作曲『アマランタの四つの歌』より
            ・・・”放して!ひと息つかせて”
              Lasciami!Lascia ch’io respiri(Quattro canzoni d’amaranta-Tosti)
            ・・・”暁は光から闇を隔て”
              L’alba separa dalla luce l’ombra(Quattro canzoni d’amaranta-Tosti)
            ヴェルディ作曲歌劇『リゴレット』より”慕わしい御名”
            Caro nome che il mio cor(“Rigoletto”-Verdi)
             
            石原妙子
            ラフマニノフ: 6つの歌 Op,4−第4番 美しい人よ、歌わないで
            С.В.Рахма́нинов: Op.4 No.4 Не пой, красавица при мне...
            プッチーニ: 《トゥーランドット 》ご主人様、お聞きください!
            G.Puccini : 《Turandot》Signore, ascolta!
            プッチーニ: 太陽と愛
            G.Puccini: Sole e amore
            プッチーニ: そして小鳥は(子守唄)
            G.Puccini: E l'uccellino (Ninna-nanna)
            ヴェルディ: 《イル・トロヴァトーレ》あれは静かな夜だった
            G.Verdi: 《Il Trovatore》 Tacea la notte placida
             
            第局
            大音絵莉
            R・シュトラウス作曲『ブレンターノの詩による6つの歌曲』より”アモール”
            Amor(Op68-5,R.Strauss)
            F・リスト作曲”おお!私が微睡む時”
            Oh!Quand je dors(S.282,F.Liszt)
            G・シャルパンティエ作曲歌劇『ルイーズ』より”その日から”
            Depuis le jour(“Louise”-G.Charpentier)
            A・トマ作曲歌劇『ハムレット』より”遊びの仲間に入れて下さい”
            A vos jeux,mes amis(“Hamlet”-A.Thomas)
             
            石原妙子
            ヴェルディ:《イル・トロヴァトーレ》恋はバラ色の翼に乗って
            G.Verdi: 《Il Trovatore》 D'amor sull'ali rosee
            マスネ: 《エロディアード》美しく優しい人
            J.Massenet 《Hérodiade》Il est doux, il est bon
            プッチーニ:《 トスカ》歌に生き、恋に生き
            G.Puccini: 《Tosca》Vissi d'arte, vissi d'amore
            プッチーニ: 《トゥーランドット》氷のような姫君様
            G.Puccini: 《Turandot》Tu, che di gel sei cinta
              
            ピアノ:服部容子


            【料金】 全自由席 2,600円
            | 声楽曲2015 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
            モツレク@オペラシティ
            0
              2回の出演でお世話になった合唱団の演奏会に行ってきた。

              前半はバッハ「マニフィカト」、後半はモーツァルト「レクイエム」となかなか表現が難しい曲にチャレンジ。
              合唱は両曲とも熱演。「マニフィカト」は4声の色の違いがより明確に出ればなおよかった。また、「レクイエム」は特にkyrie、Dies iraeは聴きごたえがあった。

              ソリストでは、馬原さんが出色の出来。柔らかい立ち上がりからの安定した伸びやかな歌唱は、ずっと聴いていたい気分にさせる心地よさ。また富岡さんも「マニフィカト」9曲目の ”Esurientes Implevit Bonis"での芯の通った声が印象深い。
              しかし、「レクイエム」の "Recordare"のquartettoが今日の公演の最高の聴きどころだったかもしれない。それぞれのソリストの気が十分に伝わってきた。

              指揮は岩村さん。なかなか聞き機会がなく今回が初めて?かもしれないが、曲への理解と声楽の処理に精通しているさまは見事。音楽が無理なく澱みなく流れていた。

              来年はメンデルスゾーンの大曲「エリア」に挑戦するという合唱団。どこかで団でも「エリア」を取り上げるというが、長年やってみたいと思っている曲の一つでもある。

              〈データ〉

              学習院OBブラームス合唱団 第21回 定期演奏会
              2015.7.12(日) 14:00
              東京オペラシティコンサートホール

              バッハ:マニフィカト(*)
              モーツァルト:レクイエム

              ソプラノ:馬原 裕子
              ソプラノ:三井 清夏 (*のみ)
              メゾソプラノ:富岡 明子
              テノール:児玉 和弘
              バリトン:河野 克典

              【料金】 S席 4,000円
               
              | 声楽曲2015 | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
              音楽のへの誘い@ルーテル市ヶ谷
              0
                ウタ練でお世話になっている豊原さんが出演するコンサートに行ってきた。

                チェロによる「G線上のアリア」から始まって、チェロ組曲。シューマンの歌曲をやった後は休憩を挟んで、「月光ソナタ」、そしてピアノとチェロの共演後、歌で締めるという、手作り感満載の組み合わせ。

                どの演奏もひた向きな姿勢が伝わる好演。しかし中でも印象的だったのは「月光ソナタ」。
                生で聴くのは初めてだが、曲の生み出すエネルギーに圧倒された感がある。終演直後質問を受けた宇都宮さんは「走り終わった感です」とやや息を切らせて話していたが、さもありなんといった感じの迫力だった。

                演奏者の顔が見える演奏会っていいね。


                〈データ〉

                音楽への誘い テノール&チェロ&ピアノ
                Evenning Concert
                2015.6.27(土) 19:00
                ルーテル市ヶ谷ホール

                バッハ:G線上のアリア
                カサド:無伴奏チェロ組曲
                シューマン:リーダークライス作品24
                ベートーヴェン:ピアノソナタ「月光」
                カサド:愛の言葉
                カザルス:鳥の歌
                山田耕筰:からたちの花
                滝廉太郎:荒城の月
                プッチーニ:冷たき手を(ラ・ボエームより)

                テノール:豊原 奏
                チェロ:豊原 さやか
                ピアノ:宇都宮 三花
                ナビゲーター:堀内 淳

                【料金】 自由席 3,000円


                 
                | 声楽曲2015 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
                GPC@第一生命ホール
                0
                  ウタともが出演するので聴きに行っってきた。
                  某ビールメーカーの支援を受けて活動を開始したころ、恵比寿のガーデンプレイスで車座になって聴いて以来だろうから、かなりの年数が経っている。

                  出演の人数は34人。今回はイタリア音楽を中心にということで、パレストリーナからロッシーニ、現代作品もありと意欲的なプログラム。
                  これまでの評価を裏打ちするように、合唱は精緻。ほとんどがアカペラ曲であり、それなりの練習の積み重ねがなければできるものではない。特に男声の安定感が見事。どの曲もぶれていない。欲を言えば、語尾の精度をより高めれば、別の世界が開ける気がする。
                  秀逸だったのはモンテヴェルディ。アカペラの美しさが会場全体を包み込んで、目を閉じれば異空間のいるような錯覚を覚えた。

                  珍しいロッシーニの歌曲や信長さんの天真爛漫な発想による一品など、合唱の新しい魅力を発見させてくれた演奏会だった。


                  〈データ〉

                  ガーデンプレイスクワイヤ 第47回 定期演奏会
                  2015.6.13(土) 14:00
                  第一生命ホール

                  G. アレグリ:ミゼレーレ(Miserere (mei,Deus))
                  G. P. パレストリーナ:泉の水を探し求める鹿のように (Sicut cervus desiderat)
                  G. ガブリエリ:主に向かって喜びの声をあげよ (Jubilate Deo)
                  C. モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き (Lamento d'Arianna)
                  G. ロッシーニ:ゴンドラの船頭 (I Gondolieri)、散歩 (La・passeggiata)(*)
                  信長貴富:ヴィヴァルディの見た日本の四季 (*)、(**)
                  I. ピツェッティ:レクイエム (Messa di Requiem)

                  指揮:櫻屋敷 滋人
                  ピアノ:寺本 彩綾香 (*)
                  ヴァイオリン:高橋 和歌 (**)

                  【料金】 3,000円
                   
                  | 声楽曲2015 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  ドヴォスタ@フェスティバルホール
                  0
                    演奏頻度は高くはないが、意外に?演奏されているドヴォスタ。東京でも機会はなくはないが、大フィルが定期で取り上げるとのことで大阪まで行ってきた。

                    合唱は大フィル合唱団。創設は1973年というから40年は優に超える歴史がある。今日に至るまでは様々なことがあったであろうが...もしかしたら聴くのは初めてかもしれない。どんな演奏をしてくれるのだろうか。
                    今日の舞台上の人数は大雑把に言って女性80人、男性50人の計130人ほど。その合唱は期待に違わず、全曲を通して声量バランスは申し分ないくらい見事。そして字幕で歌詞の訳をつけてくれたので、歌詞の内容の理解が容易に。その字幕を見ながら合唱を聴くとその表現力もなかなかのもの。終曲のamen は今日のいいところが出た圧巻の箇所だった。ただ、子音がほどそれ飛んでこなかったので、切れ味はあと一歩か。

                    ソリストでは青山さんが出色の出来。初めて青山さんの歌唱を聴くわけでもないのに大いに感銘を受けたのは、曲想に合った歌いっぷりのためだろうか。前に出すぎず、しっかりと全体を見据えた、下で支える奥行きのある響きが演奏を引き締めた。
                    逆に望月さんは4人の中ではやや異質に聴こえる気が...たぶん前のめりに歌いすぎている気がしてならない。4人で歌う2曲目や10曲目はともかく、6曲目や8曲目はまったく別の曲を歌っているような気がした。

                    部分的に見ればあれこれあるが、演奏としては満足。曲の聞かせどころを十二分に知っているマエストロの見事な指揮ぶりは聴衆に心地よさをもたらした。
                    久しぶりに心温まる演奏に接することが出来た演奏会だった。
                    しかしこの曲は難しい。


                    〈データ〉

                    大阪フィルハーモニー交響楽団 第489回 定期演奏会
                    2015.6.8(月) 19:00
                    フェスティバルホール

                    ドヴォルザーク:スターバト・マーテル

                    指揮:ラドミル・エリシュカ

                    ソプラノ:半田 美和子
                    アルト:手嶋 眞佐子
                    テノール:望月 哲也
                    バス:青山 貴
                    合唱:大阪フィルハーモニー合唱団

                    【料金】 C席 4,000円

                     
                    | 声楽曲2015 | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    五月の薫風に誘われて@内村鑑三の聖書講堂
                    0
                      大音さんからご案内があった演奏会に行ってきた。場所は三年半ほど前にも行ったことがある「内村鑑三の聖書講堂」。100名ほどでいっぱいになってしまう趣のある木造の建物だ。

                      企画&監修の米谷さんによれば、五月の息吹を感じてもらいたいために各国の五月に因んだ曲を集めてみたとのこと。ウタをやっているとはいえ、普段いわゆる歌曲は聴く機会はなく、どうしてもオペラアリアに興味がいってしまう。であればこそ、ドイツ、イタリア、ロシア、そして日本の歌曲を聴けるのはいい機会だ。

                      みなさんキャリアを積まれている方ばかりなので、一曲一曲に思いを込めて歌う姿は流石にプロ。たとえ曲が初めて聴く曲であっても何かが伝わってくる。
                      全曲聴き終えて、ウタの核心ははやり「心」。いくら、大音量で音符どおりに歌っても、なにをどう伝えるのかがなければ「ウタ」ではないとつくづく再認識。それはプロ、アマあるいはソロ、合唱はまったく関係なし!

                      さて、大音さんは5曲歌ったが「春の声」は圧巻。メロディはあまりにも有名なので誰でもご存知だとは思うが、歌入りに接したのは初めて。歌曲の域を超えて10分近く歌いっぱなしの、オペラアリアのようなドラマチックな曲だが、大音さんは見事に歌いきった。
                      「初めて歌った」との終焉後の大音さんの談だが、そうとは思えないくらい自らのものとしていたのはうれしい限り。
                      他にも個性的な歌手の方も知ることができて、有意義な2時間だった。

                      ピアノの津島さん、テクニックは抜群!曲の情感もたっぷり織り込む弾き方は並ではない。ただ、ピアノが響きすぎの感...屋根を半開きでもよかったかも。


                      〈データ〉

                      1.シューマン:こよなく麗しき五月に Op.48-1
                      2.モーツァルト:春への憧れ KV596
                      3.シューベルト:春に D.882
                      4.ベートーヴェン:5月の歌 Op.52-4
                      5.ヴォルフ:彼は何処へ
                      6.ブラームス:五月の歌 Op.43-2
                      7.J.シュトラウス:春の声 Op410
                      8.ティリンデッリ:おお、春よ!
                      9.デ・クルティス:忘れな草
                      10.チオッフィ:五月の晩
                      11.チャイコフスキー:何故? Op6-5
                      12.ラフマニノフ:リラの花 Op21-5
                      13.ラフマニノフ:春の水 Op14-11
                      14.橋本國彦(作詞 西條八十):お菓子と娘
                      15.山田耕作(作詞 北原白秋):あわて床屋
                      16.清水脩(作詞 室生犀星):春の寺
                      17.小林秀雄(作詞 岩間純):飛騨高原の早春
                      18.小林秀雄(作詞 薩摩忠):瞳
                      19.中田喜直(作詞 三井ふたばこ):むこうむこう
                      20.中田喜直(作詞 寺山修司):悲しくなったときは
                      21.中田喜直(作詞 三好達治):桐の花
                      22.中田喜直(作詞 深尾須摩子):子守唄

                      ソプラノ:石原 妙子(8,11,12,13,17,20)
                      ソプラノ:大音 絵莉(3,5,7,16,19)
                      メッゾソプラノ:米谷 朋子(2,6,9,15,18,21)
                      バリトン:米谷 毅彦(1,4,10,14,22)

                      ピアノ:津島 圭佑

                      【料金】 自由席 3,000円

                       
                      | 声楽曲2015 | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
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