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アレクサンドル・ネフスキー@オペラシティ
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    「アレクサンドル・ネフスキー」を演るというのでオペラシティへ行ってきた。オケは東響。といえば合唱はもちろん東響コーラス。さてどんな演奏になるだろうか。

     

    昨年初めて、それも生で聴いたのでメロディーはそれとなく覚えていた。

     

    7曲から構成されるが第1曲はオケのみ。なんとなく目を閉じて聴いていたら、いつのまにかゆったりとした豊饒な男声合唱の響きが流れてきた。第2曲に入ったのだ。

    「満たされた至福の時」と言ったら大げさだが、こんなに染み入る人の声に感動したのは久しぶりかもしれない。

    第4曲、力強い合唱が曲を引っ張り、カンタータ最大のクライマックスである第5曲へ。「氷上の激戦」という名前がついているとおり、アダージョから戦闘を描写したオーケストレーションが凄まじい。東響も見事なアンサンブルでその”戦い”を描写していた。途中合唱も入ったが、オケにあれだけ鳴らされるとどんな合唱団も聴こえまい。

    第6曲はメゾ・ソプラノ独唱。演奏が始まると舞台上手から歩みだし、終わると場を共有するかのようにそのまま舞台上のイスに座り、終曲の合唱を聴いていた。

     

    そんな演奏会風景だったが、演奏自体は素晴らしく聴衆の盛んな喝さいを浴びていた。東響ではここ何年かだけみても、すでに4〜5回はこの曲を取り上げているのではという感覚なので、合唱も歌い方がこなれている気がする。

     

    しかしちょっと冷静に考えると、合唱だけの話をすれば合唱らしい響きが堪能できたのは第2曲のみ。誤解を避けるためにあえて言うが、これは合唱団の出来不出来の問題ではなく、曲の構成だから仕方のない話。

     

    こういうけたたましい曲はリズムも印象的で確かに派手であるが、後々まで印象に残るかというとどうだろうか?

    昨年の大阪での公演評でも書いたが、声楽曲の中では取り上げられる頻度がそれなりにあることが益々不思議に感じられる公演後の印象だった。

     

    そうは言うものの、来月は名古屋で同曲の演奏会がある。3回聴けば何か見えてくるかも???

     

     

    〈データ〉

     

    東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ 第95回

    2017.1.21(土) 14:00

    東京オペラシティコンサートホール

     

    リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

    プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 *

     

    指揮:飯森 範親

    メゾ・ソプラノ:エレーナ・オコリシェヴァ *

    合唱:東響コーラス *

     

    【料金】 A席 6,000円

     

     

     

     

     

     

    | 声楽曲2017 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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