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連隊の娘@びわ湖ホール
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    不覚にも前日の朝起きたら、のどが...「もしやカゼ???」と思いながら、その日の夕方にガラガラ声に。

    夜中に何回も起き喉の痛みを感じながら「明日行くのは無理かも...」と思うが、幸いにも咳が断続的に出ず、熱もないので予定通りびわ湖ホールへ向かった。

     

    今日の演目は「連隊の娘」。お話はご存知のように「連隊の中で育てられた娘が、紆余曲折あるものの愛する人と結ばれる」というハッピーエンドストーリー。もっと演奏されてもよさそうな演目だが、演出の中村さんも上演に先立つ話の中で「テナーにハイCが何回も出てくるので、人に恵まれないと難しい」とのこと。

    ソリスト陣は、一部ゲストもいるが、基本的にホール専属の「びわ湖ホール声楽アンサンブル」のメンバーが担った。

     

    さて内容だが、来た甲斐があった、充実の演奏会だった。

    まず、主役二人の出来が出色。

    マリー役の藤村さん。マリーという役を存分に演じきったのではなかろうか。

    前半、連隊という男性中心社会で育ったので、その”おてんば”感をさりげなく、随所に出すことに成功。後半は一転して華やかな衣装に身をつつつんだものの、育った環境の癖が抜けないことに四苦八苦?自由なマリーが全編に溢れていた。

    トニオ役の山本さんもいい。声楽アンサンブルOBとのことだが、のびやかな声は天性のものか。ハイCがある、有名な”Ah! mes amis, quel jour de fête!”も難なく歌い切り、聴衆の盛大な喝さいを浴びていた。

     

    歌唱は原語のフランス語。その他の歌手陣も総じてレベルは高いが、敢えて気になった点を挙げれば、そのフランス語がぎこちなくレベル以上のものに仕上がっていない方もいたことか。今後の課題の一つだろう。

     

    中村さんの演出もいい。演出は聴衆の想像力を引き出すきっかけになればいいのでは?と日頃思っているので、シンプルながらも奇をてらわず、作品の時代背景を聴衆に伝えている姿に共感。

    持論になるが、オペラが日常生活に溶け込んでいる欧米とは違い、手堅い演出こそ日本でオペラの裾野を広げることになると思うのだが...

     

    そして今日の公演の成功は何といっても、マエストロ園田の手腕にある。

    音楽にとって大事な”間”の取り方が絶妙!大阪交響楽団の方々も素直に反応。その結果、音楽がスムースに進行し、オケや歌手陣から出される音が生き生きと聞こえた。そんな感じなので全員が気分よし。その結果、出演者も聴衆も肩を張らずに作品を楽しめたのではないだろうか。

     

    最近、地方での演奏会に通うようになった。それは「すべてが東京にあるわけではない」、別の言い方をすれば、「どれだけ魅力的なプログラムをどんな思いで届けているか。そして演奏の満足度はどうか」という視点から眺めてみたいと思ったからだ。

    そして今日の演奏を聴いてみて、改めて当初の思いは変わらないと思った。

    地方でオペラ公演をすること自体、人材、経費、時間とも相当な覚悟が必要だろうことは想像に難くない。であるなら、創意工夫して満足度の高い公演を続けていってほしいと願うばかり。びわ湖ホールもその一翼を担っていると思うし、今後も大いに期待したい。

     

    来月から始まる沼尻さんの「リング」、当然行きます!

     

    P.S. 返す返すも残念なのは、自らの体調が不十分だったこと。普通の体調ならもっと楽しめたと思うし...周りに座った方々にはMy咳が邪魔にならないよう最大限の配慮をしたつもりですが。。。次回以降気を付けますのでお許しを。

     

     

    〈データ〉

     

    びわ湖ホール オペラへの招待

    2017.2.11(土) 14:00

    滋賀県立芸術劇場びわこホール 中ホール

     

    ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」

     

    指揮:園田隆一郎

    演出・お話:中村敬一

    管弦楽:大阪交響楽団

    出演:びわ湖ホール声楽アンサンブル

       マリー:藤村江李奈(ソプラノ)

       トニオ:山本康寛(テノール)

       侯爵夫人:本田華奈子(メゾ・ソプラノ)

       シュルピス:砂場拓也(バリトン)

       オルテンシウス:林 隆史(バス・バリトン)

       農夫・侯爵夫人:増田貴寛(テノール)

       伍長:内山 建人(バス)

     

    【料金】 5,000円

     

    | オペラ2017 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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