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Festspielhaus@Baden-Baden
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    連休を利用した音楽紀行。今回は温泉保養地で有名なバーデンバーデンへ足を伸ばしてみた。

     

    前泊地のケルンから乗り込んだDB(ドイツ国鉄)が誇るICに乗ってカールスルーエ乗継で目的の地へ。近づくにつれて森の深さや緑が濃くなってくるのがわかる。自然と深呼吸したい気分に...それは駅から会場近くのホテルへ向かうバスが走る沿道でも益々深まっていく。

     

    会場のFestspielhausは廃駅となった旧駅を改装したものらしいが、外観の壮麗さには「これが駅舎だったなんて」と感じざるを得ない。

     

     

    今日の演目はモーツァルトの39番とブルックナーの4番。それを演奏はウィーン・フィル、指揮は御大ブロムシュテットというのだからたまらない。

     

    モーツァルトが始まったが、その響きのよさはなんというのだろうか。音響の良さで有名な会場だが、残響が凄くて響くのとは対極にある、音の芯も周辺もしっかりと保たれている中で、音がきりりと締まった上での包み込む響きというのだろうか。その心地よさは格別(ドーパミンが結構出ているのかな?)。演奏も超一流でありその上会場もwunderbar!となると、この上何を望むだろうか。

     

     

    休憩時、窓から眺めた周辺の風景もそんな気持ちに見事に応えてくれるもの。

     

     

    そんな会場のすばらしさとウィーン・フィルのテクニックが融合した秀演がブルックナーだ。

    どの楽章も極上の出来だったが、特に印象的だったのは第4楽章。tuttiではたっぷりと鳴らすため全休止でもあるかのような後にadagioで音を開放。それが何回かやって来るさまは、聴きようによってはしつこい印象になるかもだが、「フィナーレはまだかまだか???」と思わせる聴衆の飢餓欲求に訴えるにはこれ以上の表現方法はあるまい。

     

    また、金管群の音の鳴り方の凄まじさは、これまでに聴いたことのないもの。モーツァルトでは「鳴らし過ぎでは?」と感じたが、ブルックナーではその抜群の響きは心地よさとなった。嫌らしい音ではなく、音が抜けていく感覚というのはこういうのを言うのだろう。

     

    そんな秀演・爆演だったので、聴衆のオヴェーションも半端ではなかった。御大ご自身も相当に満足したのか、しきりにオケを持ち上げるなど、いつになく高揚とした感じが見て取れた。

     

    今回はこの演奏会のためだけに来たバーデンバーデンだが、次回はゆっくりと温泉に浸りたいものだ。

     

    P.S. 客席は「ゆるやかなすり鉢状」というより「急な階段状」(東京で言えばサントリーではなく芸劇)だが、舞台の広さは相当なもの。詰めればあと50人は乗れそうな幅と奥行きだ。また、入退場は舞台袖ではなく舞台裏から。違和感ではないが、「おっと、そうきたか...」という感じ。

     

     

     

    〈データ〉

     

     

    FR,5.MAI 2017, 19 Uhr

    WIENER PHILHARMONIKER 

    HERBERT BLOMSTEDT

     

    Mozarts Es-Dur-Sinfonie KV543

    Bruckners Vierte, die "Romantische"

     

    FESTSPIELHAUS BADEN-BADEN

     

    【Preise】 59 Euro

     

    | オーケストラ2017 | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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