讃歌@東京芸術

  • 2010.06.06 Sunday
  • 23:01
 ウタ友が出演するので、池袋まで行ってきた。

讃歌は好きな曲の一つであり、メンデルスゾーンイヤーだった昨年は2回聞いた。
さて、今日は...

一番の聞きどころは、6曲目、7曲目。
テノールが「羊飼いよ、夜はやがて去るのだろうか?」という不安に駆られた気持ちを表現、「夜は過ぎ去ったのだ」というソプラノの澄んだ声が響き渡ったとたん、民衆が「夜は過ぎ去った!」と喜びに溢れた気持ちを爆発させる。

福井さんは緊張感をもってこの劇的な場面を歌い上げた。不安におびえて ist die Nacht bald hin? と2度に渡って問いかけるところなどはまさに胸が締め付けられる思い。

釜洞さんや馬原さんも健闘。

合唱はがんばって歌っているのはわかるが、全体的には一本調子の印象。全曲mf かf で歌っているようだった。人数が大所帯(240人程度)であるからこそ、もっと強弱を明確にした立体的な演奏が可能なのではないだろうか。子音の飛び、言葉の切れ味もいま一歩。個人的には8番のコラールは1/2〜1/3の人数で歌ったほうが清らかな感じが出ると思うが...

指揮の川瀬さんは期待の若手のようだが、声楽作品の扱いはこれからの勉強か?なにか指揮ぶりが遠慮がちの感じがしないでもなかった。

〈データ〉
日本フィルハーモニー交響楽団 第196回 サンデーコンサート
2010.6.6(日) 14:30
東京芸術劇場

メンデルスゾーン 交響曲第2番 「讃歌」 他

ソプラノ:釜洞 祐子
ソプラノ:馬原 裕子
テノール:福井 敬
合唱:日本フィルハーモニー協会合唱団
指揮:川瀬 賢太郎

【料金】 S席 7,000円

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