飯守×ベートーヴェン4@オペラシティ
- 2011.07.13 Wednesday
- 23:04
あれから4か月。3月に予定されていたシリーズ最終回が震災の影響で延期され、今日の演奏会になった。どういう演奏になるのか。。。
まずコリオラン序曲。
響きは悪くないが指揮者もオケも安全運転。手探りの状態だ。シリーズ全4回のサイクルが変わったせいか、一連のリズム感を思い出して演奏している感じだ。
続く2番。
この曲は不思議な曲だ。魅力があるのかないのか???演奏する側も曲の真価を表現するのは難しいのではないかと思わせる曲だ。
ここでの演奏、部分的に聴けば魅力的な箇所もあったが、いまひとつ躍動感、律動感が足りないか?極端に言えば楽章間が細切れに聞こえるようで曲としての一体感がもっとほしいところ。
そして5番。
第一楽章はややゆったりめのテンポ。シリーズの特長である分厚い響きが戻ってきた。朗々たる響きだが音が澄みきっているため決して重くはならない。確信に満ちたものだ。
続く第二楽章。木管、特にオーボエとフルートのなんと美しいことか。。。
第三楽章に入りホルンの後にくるピチカート。内なるエネルギーが徐々に溜まるかのようだ。緊張感が否が応でも高まる。
マエストロの指揮もいつもの自由奔放、わが意を得たり!の指揮ぶりだ!全身を使い、まさに音楽の核心に迫ろうとする自分との戦いのようだ!見ているだけでもハラハラ、ドキドキがたまらない。。。
ついに切れ目なく第四楽章に突入し、勝利にひた走る。。。
ああ、なんという演奏だ!「ブラーボ!」の嵐、鳴り止まぬ拍手。。。マエストロは何回舞台にt呼び戻されたかわからない。
日本における5番の演奏は今日の演奏でひとつの極みに達したことは間違いない。もはや今後5番を生で聞くことに堪えられるかどいうか自信がないくらいの壮絶な、かつさわやかな演奏。
気がついてみると、なかば放心状態の自分がいた。
〈データ〉
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第247回 定期演奏会
東京シティ・フィル創立35周年記念 ベートーヴェン交響曲シリーズ最終回
2011.7.13(水) 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
「コリオラン」序曲
交響曲第2番
交響曲第5番
指揮:飯守 泰次郎
【料金】 B席 4,000円
まずコリオラン序曲。
響きは悪くないが指揮者もオケも安全運転。手探りの状態だ。シリーズ全4回のサイクルが変わったせいか、一連のリズム感を思い出して演奏している感じだ。
続く2番。
この曲は不思議な曲だ。魅力があるのかないのか???演奏する側も曲の真価を表現するのは難しいのではないかと思わせる曲だ。
ここでの演奏、部分的に聴けば魅力的な箇所もあったが、いまひとつ躍動感、律動感が足りないか?極端に言えば楽章間が細切れに聞こえるようで曲としての一体感がもっとほしいところ。
そして5番。
第一楽章はややゆったりめのテンポ。シリーズの特長である分厚い響きが戻ってきた。朗々たる響きだが音が澄みきっているため決して重くはならない。確信に満ちたものだ。
続く第二楽章。木管、特にオーボエとフルートのなんと美しいことか。。。
第三楽章に入りホルンの後にくるピチカート。内なるエネルギーが徐々に溜まるかのようだ。緊張感が否が応でも高まる。
マエストロの指揮もいつもの自由奔放、わが意を得たり!の指揮ぶりだ!全身を使い、まさに音楽の核心に迫ろうとする自分との戦いのようだ!見ているだけでもハラハラ、ドキドキがたまらない。。。
ついに切れ目なく第四楽章に突入し、勝利にひた走る。。。
ああ、なんという演奏だ!「ブラーボ!」の嵐、鳴り止まぬ拍手。。。マエストロは何回舞台にt呼び戻されたかわからない。
日本における5番の演奏は今日の演奏でひとつの極みに達したことは間違いない。もはや今後5番を生で聞くことに堪えられるかどいうか自信がないくらいの壮絶な、かつさわやかな演奏。
気がついてみると、なかば放心状態の自分がいた。
〈データ〉
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第247回 定期演奏会
東京シティ・フィル創立35周年記念 ベートーヴェン交響曲シリーズ最終回
2011.7.13(水) 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
「コリオラン」序曲
交響曲第2番
交響曲第5番
指揮:飯守 泰次郎
【料金】 B席 4,000円