東京音楽コンクール本選@東京文化

  • 2011.08.21 Sunday
  • 23:52
 はじめてコンクールなるものを聴いてきた。「将来有望な若手をいち早くキャッチしておきたい」と急に思ったもので...部門はもちろん声楽。

リーフレットによれば今年の声楽部門には57名の応募があったそうな。
このコンクールの応募資格とか、去年までの応募人数は何人だったとか知識はさっぱりないが、本選に4人が残るのは毎年のことか?コンクールだから「われこそは!」と思う人が応募する少数精鋭なんだろうな。。。などなどと勝手に想像。

自分なりにひとこと評をしてみると...

湯浅桃子さん(ソプラノ)
 ソプラノらしい華やかな雰囲気、笑顔がステキ。オフィーリアのアリアをなんなく歌い切った。
八木寿子さん(メゾソプラノ)
 メゾと言いつつアルトと言ってももいい、中音から高音まで、深くて奥行きのある響きがすばらしい。
 メゾやアルトに多い悪女役や人間の心の奥に潜む複雑な心模様を求める歌唱にピッタリ。まさに
 ドラマチックメゾの声。ドン・カルロの歌唱は圧巻だった。
清水徹太郎さん(テノール)
 舞台に登場したとたん、場が急に和んだ。そんな雰囲気を持っている。プログラム前半の宗教曲
 での軽やかな声は天性のものか?トロヴァトーレでは勝負に出た!というような見事な歌いっぷり。
高橋洋介さん(バリトン)
 4人の中では一番舞台慣れしている感じ。人を寄せ付けない厳しさが全身から溢れている。声量
 で押すのではなく説得力ある歌唱が印象的。

ここまで来れば力の差は僅差。みなさん、すぐにでも舞台に立てる方ばかり。でもコンクールだから差をつけなければならない。審査員の先生もたいへん!

さて栄えある1位は誰の手に??? (結果は公式サイト等で確認してください。)
でも今回の結果は結果として、大事なのはこれからの精進。年齢も30代の前半。これから脂が乗ってくる時期です。みなさん、ガンバッテ!

P.S. 八木さんは現役で、清水さんは以前、神戸市混声合唱団に所属とのこと。こんな方たちがいっぱいいるんでしょうか、神戸市混声合唱団には。。。

〈データ〉
第9回 東京音楽コンクール 本選(声楽部門)
2011.8.21(日) 18:00
東京文化会館

指揮:渡邊 一正
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【料金】 全席自由 2,000円

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