第九@東京文化

  • 2011.12.28 Wednesday
  • 23:54
マエストロ宮本による、コーアの初めての演奏会が第九。
練習ではマエストロの指示をなんとか自分たちのものにしようと葛藤。一方で自分たちらしさが出ずじまいのところもあった。マエストロ練習を重ねるごとに理解が深まってきたような気がするが...

これまでほとんどがマエストロ飯守の演奏しか経験してこなかった。が、これからはいろいろなタイプのマエストロとの共演の可能性だってありうる。
今後に課題を残した演奏会だった。


〈データ〉

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第九特別演奏会
2011.12.28(水) 19:30
東京文化会館 大ホール

指揮:宮本 文昭
ソプラノ:澤畑 恵美
アルト:坂本 朱
テノール:大槻 孝志
バリトン:河野 克典
合唱:東京シティ・フィル・コーア 

メサイア@今井館聖書講堂

  • 2011.12.24 Saturday
  • 22:58
団でお世話になっている大音さんが出演する「メサイア」に行ってきた。
ただ今回の「メサイア」、ちょっと変わった演奏形式だ。13人のソリストがソロを歌いながら合唱も受け持つというもの。 高橋啓三さんが会長を務める「啓声会」が主催。
また会場もユニーク。内村鑑三が、柏木(現新宿区北新宿)の自邸内に建てたこの講堂で、終生、聖書の真理を説き続けたという(1935年に新宿から現在地に移築) 。趣のある建物だ。

大震災という大災害があった今年。ある意味、日本人の生き方・考え方が変わった転機となる年でもあったような気がする。そんな中、まずはこの日に音楽に浸れることを素直に喜びたい。
また、ソリストと合唱を全員が受け持つというのも、なかなかいいものだ。ソロを歌うときの切り替えは大変だとは思うが...
逆にアマこそ、こういう形式でウタってみるのもいいかも?ソロパート全部は無理だが、全員で力を合わせて一曲を演奏する!いいじゃないですか~ただ、ソロパート、それなりにウタえないと困るけどね(笑)

最後は、全員で「きよしこの夜」を合唱。和やかな気持ちでイブの夜を迎えることに。


〈データ〉

Massiah メサイア〜13人のソリストによる、ソロとアンサンブルの宗教劇
2011.12.24(土) 14:00
今井館聖書講堂

指揮: 高橋啓三
ピアノ: 吉本悟子
ソプラノ: 遠藤紗千、大音絵莉、辛島安妃子、佐藤志保
アルト: 忠田友子、仲谷響子、渡邊智美
テノール: 倉石真、坂下良太、星洋二
バス: 新井健士、伊東達也、坂寄和臣

【料金】 1,800円

メサイア@県立音楽堂

  • 2011.12.11 Sunday
  • 23:04
市原さんが出演するので、音楽堂まで出かけた。登場しただけで会場が華やかになる。。。

普段はあまりしないが、リーフレットにある歌詞の対訳を見ながら聴きたくなった。
よく言われることだがこの「メサイア」、他の彼のオラトリオ(ほとんどの方は知らないと思うが...)と比べると異質だ。それはソリストの扱いだ。

他のオラトリオはオペラのように、物語(主に旧約聖書が多い)の登場人物をソリストに委ねるが、メサイアは物語(キリスト降誕等)の解説者であって、登場人物ではない。その意味では合唱と同じだ。

ドナルド・バロウズ編「ヘンデルー創造のダイナミズム」によると...
「(1754年の孤児養育院での上演の際の演奏者一覧表での)独唱者は合唱メンバーと区別されることなく一括して挙げられていた。(1759年孤児養育院に遺贈されたメサイアの演奏用の楽譜では)独唱者用の楽譜の中に合唱も書き込まれている。現代風に言えば、独唱者も合唱部分を歌っていたことになる。ヘンデルとしては、合唱曲は独唱者たちが合唱メンバーと共に歌うもの、ということだったかもしれない。」とある。

確かにこの「メサイア」に関しては、独唱、合唱の役割分担がはっきりせず、ある意味同じ役割を演じているとも言える。独唱も合唱も区別ない。その意味ではやはりこの曲はいわゆる"合唱曲"なのかもしれない。

それはそれとして、市原さんはやはりすばらしい。一曲一曲に思いを込めた表情たっぷりの歌唱には聴衆に訴える力をひしひしと感じる。それも押しつけがましいのではなく、あくまで自然体なので体の中に素直に受け入れられるのかもしれない。
ある指導者が言っていた。「正しい音程、正しいリズムで歌えば音楽になるわけではない」と。

また、音楽堂での「メサイア」は5年後の平成27年に第50回を迎える。そのため、これまでの「財産」を豊かな音楽体験の場として次の世代へ受け渡していくための、今後5年間にわたる新企画として、「音楽堂『メサイア』未来プロジェクト」を立ち上げたという。その初年として高校生約20名が、「ハレルヤ」と「終曲(アーメン・コーラス)」の演奏に参加。

そして高校生が大人と歌った2曲。合唱団の音色が激変した。輝かしさが一層増したと言ったほうが正しい表現だろう。
先に引用したバロウズ編にも「1754年の演奏で合唱の最上声部はボーイ・ソプラノ4人と劇場のふたりのソプラノの独唱者が歌っており...」とある。
このことを知っていたかどうかはわからないが、見事な企画と演奏だった。

ただ、自分としては、終演後お互いを称え合う時、もっと高校生の健闘を称える場面があれば、彼らにも強く印象に残るものとなったであろうし、企画の趣旨がもっと深まったのではとも思ったが、どうでしょう?


〈データ〉

第46回クリスマス音楽会
「メサイア」全曲演奏会
2011.12.11(日) 14:30
神奈川県立音楽堂

指揮:小泉 ひろし
ソプラノ:市原 愛
アルト:上杉 清仁
テノール:中嶋 克彦
バリトン:加耒 徹
チェンバロ:長久 真実子
オルガン:宇内 千晴
合唱:神奈川県合唱連盟
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

【料金】 全指定席 1,000円

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