Opera House@Sydney
- 2017.07.15 Saturday
- 18:12
初めてやって来た南半球。それもオペラハウスが超有名なシドニーだ。
Airport linkと呼ばれる空港と市内を循環する電車に乗って、オペラハウス最寄りのCircular Quayで下車。
目前には美しいSydney Coveとともに左手にはこれまた有名なHarbour Bridgeの威容が目に飛び込んできた。
高架から降りて地上の出口を打たら、これまたビックリ。目前に観光フェリーの船着き場Ferry haarvesgが広がり、すごい人波。それをかき分けながら湾を左手に見るように歩き出すと、湾沿いに遊歩道が広がっている。そうしてしばらく歩いたその先にオペラハウスはあった。
それは意外に巨大だった。
更に近づくと、聖なる地への歩みを求めるかのように階段が広がっていた。そしてコンサートホールの内部へ。
確かに複雑極まりない様子が伺える。これは時間もお金もかかるはずだ。
しかしホール内はさすがにそこまで冒険的ではないが、これまた素晴らしい!
ところで肝心のコンサートの中身。
DANCING WITH THE ORCHESTRAと銘打ち、コダーイ、バルトーク、ラフマニノフの曲を並べた。
かなり渋いラインナップかと思ったが、これがなかなかいい。
いずれも個人的にはこれまでなじみのない曲ばかりだが、それぞれの作曲家の「個」が際立つ秀作。
バルトークのヴァイオリン協奏曲もよかったが、より印象に残ったのはラフマニノフ。
ワルツを奏でた後のフィナーレまで持っていく圧倒的な爆発力は音のマジックを聴いているよう。日本ではどれほど演奏されているのかわからないが、今後は要チェックの作品だ。
それにしても、ポップスのコンサートを聴いた後のような口笛や掛け声で出演者を称賛したり、オケもそれにこたえるかのように?舞台後方の観客に向かって挨拶するために、180度回転して正面にお尻を向けるなどのウィットに、オーストラリアンがより気軽に身近にコンサートを楽しんでいる気風が見て取れたような気がする。
P.S. 「南半球ではキッチン等で水が管に吸い込まれていくとき、水の巻き方が北半球と逆」とのことだが...今回は確認し忘れ。次回は必ず...
〈データ〉
DANCING WITH THE ORCHESTRA
GREAT CLASSICS
SATURDAY 15 JULY, 2017 2PM
SYDNEY OPERA HOUSE CONCERT HALL
James Gaffigan : conductor
Alina Ibragimova : violin
Sydney Symphony Orchestra
ZOLTAN KODALY : Dances of Galanta
BERA BARTOK : Violin Concerto No.2
SERGEI RACHMANINOFF : Symphonic Dances, Op.45
【price】 69.00 a$