Harry Potter@Sydney Opera House

  • 2017.10.07 Saturday
  • 22:46

3か月ぶりのシドニー。季節は初春というところだろうか。気温も今の東京と同じくらいで過ごしやすい季節だ。

ハリーポッターのフィルムコンサートがあるというので、オペラハウスに足を運んだ。

 

日本でもこの種のコンサートはやっていると思うが、生オーケストラの演奏付で映画上映をするというもの。

残念ながらハリポタを見るのは初めてなのでストーリーも知らないが、会場は大盛り上がり。

 

まず指揮者が登場し、「今日は○○や△△(※映画の登場人物名)に会える!楽しみだ!」(というようなことをしゃべっていた気がする???)と言いながら、拍手を求める手による挑発が繰り返されると、会場から「わぁーわぁー」とそれに応える歓声。

上映中も、悪が正義に打ち負かされる(?)場面のときは、「わぁー」という歓声と拍手の繰り返し。完全に映画の中の入り込んで共感している様子。

上映も終わり、出演者のテロップが流れるごとに、人気の度合いによってその差は歴然の拍手が起こる。

 

初めて体験したこの種のコンサートだったが、相変わらず情景描写力が冴えるジョン・ウィリアムズの音楽が人々の没入感をさらに刺激したことで、個人的にも満足感大だった。

日本でもやったら見てみたい気がするし、いまさらながらビデオでハリポタ見ようかな???

 

 

P.S.この前のクラシックコンサートでは気がつかなかった(禁止?)が、会場内にロビーで売っているサンドイッチやワイングラスを持ち込む人が多くいた。まるで映画館のようだが、さすがにガラス製品はまずくないか???と思いながら目がきょろきょろ。これも習慣の違いかも。

 

 

〈Data〉

 

Harry Potter Film Concert Series

Harry Potter and The Chamber of Secrets IN CONCERT

SATURDAY 7 OCTOBER 2PM

Sydney Opera House Concert Hall

 

Jeffrey Schindler : conductor

Sydney Symphony Orchestra

 

Live on stage and screen with John Williams' score

 

【price】109.00A$

神々の黄昏@オペラパレス

  • 2017.10.04 Wednesday
  • 23:05

マエストロ飯守の「リング」もいよいよ第3日目。週末のチケットが入手できなかったので平日に来たが、会場は満員の入り。

 

ソリスト陣は粒ぞろいでこれ以上何を望むかと言えるほどの出来栄え。中でも圧巻だったのが、ブリュンヒルデ役のペトラ・ラング。

尋常ではないというのはこういう状態を言うのだろう。序幕のZu Neuen Tatenから終幕のFliegt heim,ihr Rabenに至るまで、声は減衰するどころかあと何時間でも歌えそうな勢いと伸びを保持。全身をバネにして、骨の髄から出ている声であるかのような印象だ。最大級の賛辞を贈りたい。

聴くところでは、来春の東京春祭で「ローエングリン」を演る際、オルトルート役で出演するとのこと。早くもこちらも期待大。しかも、ローエングリン役がフォークトというのだからたまらない。

 

第3日では、第二幕で「リング」唯一の合唱も聞きもの。

第3場のハーゲンの挑発的な「Hoiho! Hoihohoho! Ihr Gibichsmannen」に先導されたギービヒの家臣たちの男声合唱は血沸き肉躍る躍動感に満ちたもの。一転して第4場でのグンターとブリュンヒルデを迎え入れる「Heil dir,glucklicher Gibichung」のなんと厳かなことよ。。。マエストロも指示出しの連続で猛烈な指揮ぶりだ。

 

オケの読響も力演。時折金管から???というような音もあったが、全体の出来具合を見たら些末なこと。ワーグナーにふさわしいぶ厚い響きがあるかと思えば、繊細な音の連続も申し分ない。

 

そんなソリストやオケすべてを統括したマエストロ。

演奏が始まるとともに、時折身を乗り出してマエストロをチラ見していたが淡々としていた。が、そんな指揮ぶりとは裏腹にオケから紡ぎだされる音は起伏に富んだもの。

しかし「ジークフリートの葬送行進曲」ではさすがに一段と気張っていた。こちらもその間は身を乗り出してマエストロの背中を一点凝視。ここは「力を入れるな」と言っても自然と入る魔力を持っている。そんな力演を見ていたら、ふと思った。

「マエストロはここを演奏したくてこれまで”リング”を演奏してきたのではなかろうか。たぶん今現在は幸せに満ち足りているのではないだろうか」と。

 

そんなことを思ったせいか、カーテンコールで聴衆の喝さいに応えるマエストロにはやり遂げた満足感が漂っていたような気がする。幸せな時間を共有できたことに感謝。

 

 

〈データ〉

 

 

2017/2018 シーズンオペラ

2017.10.4(水)

オペラパレス

楽劇「ニーベルングの指輪」第3日

 

リヒャルト・ワーグナー:神々の黄昏

 

指揮:飯守 泰次郎

演出:ゲッツ・フリードリヒ

 

ジークフリート:ステファン・グールド

ブリュンヒルデ:ペトラ・ラング

アルベリヒ:島村 武男

グンター:アントン・ケレミチェフ

ハーゲン:アルベルト・ペーゼンドルファー

グートルーネ:安藤 扶美子

ヴァルトラウテ:ヴァルトラウト・マイヤー

ヴォークリンデ:増田 のり子

ヴェルグンデ:加納 悦子

フロスヒルデ:田村 由貴絵

第一のノルン:竹本 節子

第二のノルン:池田 香織

第三のノルン:橋爪 ゆか

 

合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団

管弦楽:読売日本交響楽団

 

【料金】 A席 21,600円

 

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