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トノの音楽そぞろある記

歌と音楽に関するコンテンツです
Die Fledermaus@Wiener Staatsoper
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    日中でも氷点下の寒さの中、会場内のチケットボックスで予約券を入場券に引き換え場内へ。あまりの寒さのためか、華やかに装うというより、早く外気から遮断されて落ち着きたいという雰囲気の人々がほとんどのよう。冬の欧州はどこもこんな感じだろうか。

    しかし、会場内は寒さも吹き飛ばすように満員。観光客や若い世代も多い。

    自分の席は”Galerie”と呼ばれる、いわゆる天井桟敷の席。1階後方には立見席があることは知っていたが、ここにもあるとは知らなかった。

     

    演出はOtto Schenk誰もが期待し想像しているであろうオーソドックスな演出で、安心して音楽に浸れる。

    しかし、舞台として全曲を見るのはほとんど初めてに近いせいか、通しで聴いて「あれ?そうだったのか...」と今更ながら気づいたことがある。オペレッタと呼ばれる作品にほとんど当てはまるのかどうかわからないが...

    それは作品中、広い意味でのアリアは1〜2割しかなく、ほとんどがセリフだということ。

     

    通常、作品のあらすじと有名なアリアさえ知っていればオペラはそれなりに楽しめるが、こと今日に限っては違っていた。

    あらすじはわかるので舞台展開は問題ないのだが、セリフに対して反応が出来ない、「笑えない」のだ。

     

    考えてみれば、この作品の魅力はしとやかなアリアよりもセリフのやりとりの妙が大きい。

    第1幕のアイゼンシュタインとファルケ博士、ロザリンデとアデーレに始まり、第2幕のアイゼンシュタインとアデーレ、アイゼンシュタインとフランクのごまかし合い、第3幕はなんと言ってもフロッシュの独断場。特に第3幕は会場内に「がっはっは!」「わっはっは!」の笑いが絶えなかったが、完全に取り残された感だった。

     

    しかし時期、場所ともこれ以上何を望むのかと言える状況でこの作品を聴けたことの喜びは、そんな感覚をはるかに超えていた。

     

     


     

     

    〈データ〉

     

    Die Fledemaus / Johann Strauß

    Freitag, 6.Januar   16:00 Uhr

    Wiener Staatsoper

     

    Sascha Goetzel | Dirigent
    Otto Schenk | Regie
    Günther Schneider Siemssen | Bühnenbild
    Milena Canonero | Kostüme
    Gerlinde Dill | Choreographie im 2. Akt "Unter Donner und Blitz"

    Michael Schade | Gabriel von Eisenstein
    Petra Maria Schnitzer | Rosalinde
    Alfred Šramek | Frank
    Elena Maximova | Prinz Orlofsky
    Norbert Ernst | Alfred, ein Tenor
    Clemens Unterreiner | Dr. Falke
    Ileana Tonca | Adele
    Peter Simonischek | Frosch

     

    【Preise】 75.00EUR

     

    | オペラ2017 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
    ウィーン雑感
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      つい先日、TVでGustavo DudamelのNeujahrskonzert 2017を見たばかりだが、今、そのWienに来ている。ホテルにチェックインしたのが現地時間の6日午前9時ごろだから、着いたばかりというのが正確なところか...

      目的はWiener Staatsoper年初恒例のDie Fledemausを見るため。そして”弾丸ツアー”ついでにBayersche Staatsoperでも同じ演目を見てしまおうという次第。

       

      早速5時間後には開演となるが、一服の時間にホテルの窓から外を眺めてみた。

       

      真冬のウィーンは昼間でも氷点下の日も多く、今日もここWien Mitteはマイナス3.1度らしい。そのため道行く人もちらほら。街は人々との接触を絶っているかのように、重苦しくひっそりと佇んでいる。しかし、個人的にはこのまったり感というか、静寂が好きだ。そこにわびしさを感じないのはやはりかつての「帝都」の余裕だろうか...「どんな季節でも私は変わらない」と言いたげだ。

       

      遠くに目を移せば、シンボルのStephansdomが悠然と構えていた。


      | その他 | 19:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
      第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート@TV
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        恒例のニューイヤーオペラ。いくつか感想を。

         

        ・中村さんや森谷さんといった”海外帰国組”の力強い歌唱がいい。

        ・ヘンデルのオペラから3曲は出色の出来。多くの方に知ってもらうには最高の機会。それにしても森さんはバロックオペラも雰囲気どおりに確実に歌いこなす力量には敬服。

        ・中嶋さんの色気ムンムンは年毎に魅力を増しているような気がする。

        ・今日一番の出来は、アイーダ。笛田さんもすばらしかったが、それ以上に清水さんは凄味があり、世界に通用する力量。

        ・藤村さんは切れのある歌唱でコンサートを閉めた。

         

         

        〈データ〉

        第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート
        2017.1.3(火) 19:00〜21:00
        NHK Eテレ

        指 揮:広上 淳一
        管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
        合 唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

        [ゲスト]鈴木雅明(指揮) / バッハ・コレギウム・ジャパン *

        司会:石丸幹二、高橋美鈴アナウンサー

         

         1.レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」から「ほら、急げ」/合唱

         2.ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」/大村博美(S)

         3.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」/村上敏明(T)

         4.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「氷のような姫君の心も」/中村恵理(S)

         5.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「私は町のなんでも屋」/上江隼人(Br)

         6.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「かげぐちはそよ風のように」/妻屋秀和(Bs)

         7.モーツァルト:歌劇「イドメネオ」から「心乱れ怒りが込み上げる」/森谷真理(S)

         8.モーツアルト:歌劇「魔笛」から「愛の喜びは露と消え」/砂川涼子(S)

         9.モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」から「地獄落ち」/黒田博(Br) 久保和範(Br) ジョン・ハオ(Bs)

        10.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「この悪党め!」/折江忠道(Br)

         

        11.ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」から「非道な者よ、お前に戦いに挑むために」/櫻田亮(T) *

        12.ヘンデル:歌劇「ロデリンダ」から「いとしい人よ あなたはどこに」/藤木大地(Ct)*

        13.ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」から「戦闘のシンフォニア」〜「嵐で木の船は砕け」/森麻季(S) *

         

        14.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「ヴェネチアの一夜」から「ほろ酔いの歌」/中嶋彰子(S)

        15.カールマーン:喜歌劇「チャールダッシュの女王」から「踊りましょう」/中嶋彰子(S)西村悟(T)

        16.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」から第2幕フィナーレから/合唱

        17.ジツィンスキー:ウィーンわが夢の街/中嶋彰子(S)西村悟(T)

        18.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から友情の二重唱「われらの胸に友情を」/与儀巧(T)高田智宏(Br)

        19.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」から二重唱「すでに神官たちは待っています」/清水華澄(Ms) 笛田博昭(T)

        20.ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から「婚礼の合唱」(合唱)

        21.ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」/池田香織(Ms)

        22.マスネ:歌劇「ウェルテル」からオシアンの歌「春風よ、なぜ私を目ざますのか」/福井敬(T)

        23.チレーア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」から「苦い喜び、甘い責め苦を」/藤村実穂子(Ms)

        24.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「すべてこの世は冗談」/出演者全員、合唱

         

         

         

         

        | 声楽曲2017 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
        Neujahrskonzert@TV
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          今年は若手実力者、ドゥダメル。

          シモン・ボリバルオケで脚光を浴びてから随分経つ感じだがまだ35歳らしい。まだまだ伸びる逸材。演奏もキビキビ感満載だが、奇をてらわないところがいい。

          それにしても、世界中が注目するクラシックの祭典ともなった「ニューイヤー」を弱冠35歳で振るなんて、どんな心境だろうか...

           

           

          〈データ〉

          ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート 2017
          2017.1.1(日) 19:00〜22:00
           NHK Eテレ
           

          Dirigent: Gustavo Dudamel

          Orchester: Wiener Philharmoniker

          Chor: Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien

           

          Franz Lehár: Nechledil Marsch aus der Operette Wiener Frauen

          Émile Waldteufel: Les Patineurs. Walzer, op. 183

          Johann Strauß (Sohn): S' gibt nur a Kaiserstadt,s' gibt nur a Wien. Polka, op. 291

          Josef Strauß: Winterlust. Polka (schnell), op. 121

          Johann Strauß (Sohn): Mephistos Höllenrufe. Walzer, op. 101
          Johann Strauß (Sohn): So ängstlich sind wir nicht! Schnell-Polka, op. 413

           

          -- Pause --

           

          Franz von Suppé: Ouvertüre zu Pique Dame

          Carl Michael Ziehrer: Hereinspaziert! Walzer aus der Operette „Der Schätzmeister“, op. 518

          Otto Nicolai: „Mondaufgang“ aus der Oper „Die lustigen Weiber von Windsor“

          Johann Strauß (Sohn): Pepita-Polka, op. 138
          Johann Strauß (Sohn): Rotunde-Quadrille, op. 360
          Johann Strauß (Sohn): Die Extravaganten. Walzer, op. 205

          Johann Strauß (Vater): Indianer-Galopp. op. 111

          Josef Strauß: Die Nasswalderin. Polka mazur,op. 267

          Johann Strauß (Sohn): Auf zum Tanze! Polka schnell, op. 436
          Johann Strauß (Sohn): Tausend und eine Nacht. Walzer nach Motiven der Operette "Indigo"
          Johann Strauß (Sohn): Tik-Tak. Polka schnell, op. 365


          Johann Strauß:An der schönen,blauen Donau, op. 314
          Johann Strauß (Vater):Radetzky-Marsch.op.228

          | オーケストラ2017 | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
          やまと第九@やまと芸術文化ホール
          0

            「大和市の新ホールの開場記念に第九を歌う機会があるんだけど...」との話が合った時、遠距離でもあるため普通なら参加することはなかった。しかし、音友の箕輪さんが振るとなれば話は違う。喜んではせ参じた。

             

            ぶっつけ本番程度にしか練習に参加できなかったのため、この日のために努力を積み上げてきた地元の方には申し訳ない気持ちでいっぱい。しかし、であるからこそ自分の持っているものを出し切り、少しでもいい演奏に貢献できればと奮闘したこともまた確か。


            「なかなかやるじゃない」というのが、箕輪さんへの感想。

            決して派手ではないが、確実に音楽を作り上げていく真摯な姿勢は確かな音の響きを生む。特に第三楽章は彼の優しさがあふれ出る秀演。また、意識はしていないのに、各パートの音が良く聞こえてきたのにはビックリ。いままでこれほどまでに聞こえたことはなかった。

            合唱もアマアチュアにありがちな「ガナって終わり」の姿は全くなかったし、何よりオケとのバランスが申し分なかったことも称賛されるべきこと。

             

            年末にかけてあまた演奏される「第九」のひとつ、と言ってしまえばそれまでだが、参加者それぞれに思いを残したのは事実。

            音楽の素晴らしさを改めて感じた機会であった。

             

             

            〈データ〉

             

            大和から世界へ 響け!歓喜の歌

            やまと第九

            2016.12.11(日) 15:00〜

            やまと芸術文化ホール メインホール

             

            べートーヴェン:交響曲第九番

             

            指揮:箕輪 健太

            ソプラノ:峰岸 優子

            メゾ・ソプラノ:里 まり

            テノール:宮津 祥行

            バリトン:大槻 聡之介

            管弦楽:やまと国際フィルハーモニー管弦楽団

            合唱:やまと国際オペラ協会 第九合唱団

             

            | 出演2016 | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
            藝大フィルハーモニア合唱定期@奏楽堂
            0

              ここ何年かは毎年11月になると気になる「藝大フィルハーモニア合唱定期」。今年はお気に入りウォルトン「ベルシャザールの饗宴」がメインプロなので気合も充実。チケットは早々と手配。そして前半はデュリュフレ「レクイエム」というのだから合唱ファンには申し分のないプログラム。因みに今年はデュリュフレ没後30年という。

               

              前半のデュリュフレ。有名ではあるが個人的には初めて聞く機会(演奏する機会もあったのが残念ながら逃してしまった 。)この曲はよくフォーレの延長線上にあるといわれるが、聞けば納得の感。様式からだろうが、曲全体が持つ雰囲気がフォーレの作り出した世界に力強さと壮麗さといった、新たな命を吹き込む感じ。

              演奏は申し分ないし美しかった。が、この曲をオケ付きで演奏するには約180人になろうとする人数は正直多すぎると感じたことも確か(今回はメインプロに合わせただろうから仕方ないが...)

              確かに理論的には何人だろうと「ハモる」ことは可能だが、現実は人数が増えれば「ハモらない」要素も増えることになるので、なかなか難しい。また、曲が持つ雰囲気から考えても、より少ない人数で聴かせたほうが心に染み入ってくるような気がするのだが...

              藝大生なら半分の90人程度でも「Domone Jesu Christe」や「Sanctus」や「Libera me」の持つ情熱を十二分に表現できるだろう。

               

              後半のウォルトン。金管が咆哮し、バンダが両サイドから鳴り響くけたたましい曲には、前半とは打って変わって180人は最適の人数。冒頭のアカペラでの男声合唱等男声が活躍する曲を意識してか、前半とは変更し、男声をセンターに、その両サイドを女声が固める配置に。これも納得の感。

              よく訓練された藝大生の集中度の高さとその若さの爆発、尾高さんのメリハリの利いた指揮、そしてバリトンの黒田さんの、未完ではあるがまっすぐに通るその伸びやかな声、すべてが相まって演奏は最後まで緊張感に溢れ、これまで聴いた同曲の中では最高の快演だった。

               

              向井さんは公演のプログラムノーツに、デュリュフレのレクイエムを「抑制されたシックな響きの中、合唱そのものの美しさが際立つ「祈り」の音楽」と、ウォルトンのベルシャザールの饗宴を「輝かしいブラスの響きを特徴とする大編成のオーケストラと大合唱によって描き出される壮大なスペクタクル」と書かれている。まさにその通りで、一つの演奏会で、大きく性格が異なる声楽作品を堪能できたことは、藝大ならではかもしれない。

               

              それにしても、そんな2曲を見事に歌い切った藝大生の皆さんには、心からから ”素敵な演奏ありがとう!お疲れ様”と言いたい。

               

              P.S. プログラムに挟み込んであったチラシの一枚が気になった。そこには「勝部太 東京藝術大学退任記念演奏会」との文字と勝部さんの写真が。

              ある時代は個人的には、バリトンといえば勝部さん。確かある合唱団でご一緒させたいただいたことも...時は移ろうもの。

               

               

              〈データ〉

               

              藝大定期 第379回 藝大フィルハーモニア管弦楽団 合唱定期演奏会

              2016.11.27(日) 15:00

              東京藝術大学奏楽堂

               

              デュリュフレ:レクイエム 

              ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」*

               

              指揮:尾高 忠明

              メゾ・ソプラノ:野間 愛

              バリトン:西久保 孝弘

              バリトン:黒田 祐貴 *

              オルガン:千田 寧子

               

              【料金】 全席自由 3,000円

               

               

               

               

              | 声楽曲2016 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
              筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI
              0

                誘われて、「筋肉少女帯」のライブに六本木まで出かけた。彼らのことで知っていることといえば、大槻ケンジとそのグループ名ぐらいしかないが、聞くところによると”再結成10周年”のツアーの最終日らしい。

                取り合えず好奇心は旺盛なので、普段は縁遠いが「せっかくだから見てやろう」という野次馬根性のなせるわざか...今回は観察記。

                 

                入場して「キャパはどのくらいだろう?」と眺めた。2Fは指定席(椅子席)だが、1Fはすべて立ち席の様子。最初「1,000人は入るだろうか?」と思ったが、後で調べたら1、700人余のキャパらしい。1Fにかなり詰め込んでいる感があるのも納得。

                 

                コンサート開始。

                1Fはコアなファンなので最初からノリノリ。自分が座った2Fはというと、もちろんいきなりスタンディングの人もいるが、座っている人も2割?はいるだろうか。特に最前列はほとんど座っていた(しかし、これは後ろのお客さんへの配慮からかも...)

                 

                気になったファンの動作。

                ひとつは全員一斉にあたかもオールをこぐかのように、体を前後に動かすこと。もう一つは、女性に多い?が頭をグルグル振り回すこと。女性の場合は頭髪も長いのですごいことに。尋常ではない速さと激しさ!見ているこっちが目が回りそう...右前に座っていた女性2人組は凄かった!

                 

                途中何回かのトーク。

                大槻ケンジがあんな話し方とは初めて知った。トークの中で親近感がわいたのは「五十肩で方が上がらなくてマッサージしてもらったよくなった」とか「こうやって年取っていくんだろうな、みんなも...でもオレはいやだぜ!」とか、多くのファンが共感?したこと間違いなし。

                 

                たった一曲でさえ曲目はわからなかったが、「なんでもライブは面白い!」と感じた2時間だった。

                 

                P.S. 帰りに寄った「蒼龍唐玉堂」の餃子、美味しかったです。

                 

                〈データ〉

                 

                筋肉少女帯 「再結成10周年 パーフェクトベストTOUR」

                2016.11.26(土) 18:00

                EX THEATER ROPPONGI

                 

                【料金】 6,900円

                 

                 

                | その他 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
                ドン・パスクァーレ@湖北地区会館
                0

                  砂田さんが出演するというので我孫子まで行ってきた。演目は「ドン・パスクァーレ」。内容はご存知の通り、「お年を召してからの年の差婚は慎まなくては...」という教訓めいたセリフで終わる喜劇であるが、演奏は想像以上に充実したものであった。

                   

                  まず、ドン・パスクァーレ役の金子さんが手がけたという演出、派手ではないが今に生きる我々の”共感”を感じさせるもの。

                  たとえば冒頭「序曲」に乗って登場してきたパスクァーレは介護を受けるかのような状態で、使用人と思しき女性2人にズボンを履かされる始末。ところがミニスカートの若い女性は通り過ぎる時は急に”シャキッ!”となって別人のよう。その視線の先は女性の足に...

                   

                  そんな小技の利いた演出をバックに、出演者の歌唱も演技も非常に秀逸。

                  ドン・バスカーレ役の金子さんは太くて響く声で主役を最後まで熱演。役になり切った衣装や演技も相まって最後まで楽しませてくれた。

                  砂田さんも初めてノリーナ役を歌うとのことだが、これがまた素晴らしい!ある時はチャーミングだったり、ある時はいじらしかったり、そしてある時は小悪魔的だったり...と、自在に立ち振る舞いを変える役をきっちりと演じ分けていた。それも高い歌唱力とともに。

                  エルネスト役の曽我さんは軽く伸びやかな声が魅力だし、マラテスタ役の薮内さんはスカッとするバリトンだが、演技も堂に入ったもの。

                  たぶん金子さんが指導していると思われる合唱関係の方も、他の役柄(冒頭のお二人の女性も)で参加。有名な「なんて果てしない騒ぎでしょう」も歌って健闘。

                  さらに驚くのは、抜粋かと思いきや全3幕を通したこと。あっという間の2時間半だった。

                   

                  先日、びわ湖ホールで聴いたばかりの今日の演目。比べるつもりはまったくないが、本来の”演技+歌”を見たい聴きたいのなら、このくらいの小ホールが理想だ。やはり演技者の表情がわかるのは歌にも相乗効果があり、特に”歌”を聞かせるドニゼッテイは最適だ。

                  また、地域でのささやかな活動の成果としてプロもアマも楽しめる場づくり。そんな地道な活動も今後とも応援していきたいと感じたひと時であった。

                   

                   

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                  PICCOLO TEATRO ABIKO

                  2016.11.23(水) 14:00

                  我孫子市湖北地区公民館

                   

                  ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」(全3幕)

                   

                  ドン・パスクァーレ:金子 亮平

                  ノリーナ:砂田 愛梨

                  エルネスト:曽我 雄一

                  マラテスタ:薮内 俊弥

                  公証人:浅山 裕志

                   

                  指揮:澤木 和彦

                  ピアノ:中村 文美

                  合唱:The Lacas

                   

                  【料金】 3,500円

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  | オペラ2016 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  ドヴォレク@Gewandhaus
                  0

                    11時からのマチネーに間に合うように、朝9時20分発のICEに乗ってドレスデンからライプツィヒへ。会場はあのゲヴァントハウスだ。

                    「ドヴォレク」のチケットは予約できていたので安心して?座席へ。内部は日本で言えばベルリンのフィルハーモニーを参考にしたというサントリーホールのようなつくり。正面にパイプオルガンを据え付け、舞台を囲むように座席が配置されている。列の前後の座席は完全にかぶっているが、列間に相応の勾配があるので前に座った人の頭は気にならないかも。

                     

                    そんな居心地がいい会場で演奏されたドヴォレクはというと...これが想像以上のすごい演奏だった。そして真っ先に賞賛されるべきは合唱団の力だろう。

                     

                    冒頭の”Requiem aeternam”の豊かなで立体的な響きも尋常ではなかったが、”Dies irae”のなんと地強くかつ自由自在なことか。場合によっては危うさも秘めている曲にもかかわらず、荒れ狂う生き物を完全にコントロール下に置いたように、音の躍動感はまったく失われることもなく、自ら意思をもったような音の連なりは見事!その後の”Confutatis maledictis”も同様にまったく危なげがない

                     

                    そして今日の頂点とも言える響きが、第一部が"Amen"で終わった後しばらく間をおいて開始された、男声合唱から始まる第二部 ”Domine Jesu Christe, Rex gloriæ"である。その第一声を聴いたときの感動は今思い出しても熱くなる。やわらかな響きが場内に降り注ぐさまはこの世のものとは思えない。曲が進むにつれて、なぜか涙腺がゆるくなってついに頬を一滴のしずくがとめどもなく伝わり始めた時は自分でも正直、「まいった」。なんということをしてくれるのだろうか、この合唱団は...

                     

                    指揮者がタクトを下ろした数秒後まで曲に漲る緊張感は失われず、場内の喝采は次第に大きくなり、最後はスタンディングオヴェーションに...多くの聴衆が今日の演奏に共感したことが伺える光景だ。改めて、とんでもなく内容の充実した曲であり、再現が難しい曲であることを再認識。

                    「合唱」に接して久しいが、これほど感動を受けた演奏にめぐりあったことはかつてなかった。それほどに今日の演奏はある意味まれで、奇跡的とも言える。

                     

                    演奏したMDR Sinfonieorchester とRundfunkcorは放送局の改編で名称こそ変わったが、前身はかつての「ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団」。伝統の力は常に発揮されるわけではないだろうが、数々の名演を残してきた団体の流れを汲む楽団だけに、その力を遺憾なく発揮したことは確かだ。

                     

                    普段の合唱練習では「ハモる」ことは最大限の目標としてしているが、なかなか実現できるものではない。またそれが大切なことは頭では理解しているが、場合によっては「音の圧」を求める自分がいることも確か。しかし、そんな中途半端な考えは今日の演奏を聴いて吹っ飛んだ。

                    実を言うと今日の合唱団の人数、男声女声とも30人程度の計60人ほどだ。この大曲をたった60人ほどでオケに伍した演奏をするなんて、「ハモる」ことの何者もできないだろう。ただただ「ガナる」ことがなんと愚かなことことよ...

                     

                    残念ながら、今日のような演奏をできる合唱団は今の日本にはない。それはプロもアマもだ。ドイツの一地方の団体が今日のような演奏会を”平然”とやってしまうことに、音楽の裾野の広さと懐の深さを感じたと同時に、今まで自分がやってきたのは果たして「合唱」と言えるのか自問自答してしまうような心境になった。

                     

                    決して忘れることはない、心に深く刻まれた演奏会であった。

                     

                     

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                    MDR Matineekonzert


                    Gewandhaus Leipzig - Großer Saal

                     

                    Antonín Dvořák — Requiem op. 89

                     

                    Tomáš Hanus Dirigent

                    Simona Šaturová Sopran

                    Ulrike Schneider Alt

                    Norbert Ernst Tenor

                    Jan Stava Bass

                     

                    MDR Sinfonieorchester

                    MDR Rundfunkchor

                     

                    【Preise】 37.50€

                    | 声楽曲2016 | 18:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    ユリア・フィッシャー@Schauspielhaus
                    0

                      ユリア・フィッシャーが出演する演奏会がドレスデンであるというので、18日からドレスデンに来ている。

                      こう書くと「わざわざ聴きに???」と聞こえるが、先に外遊の予定を決め演奏会を探していたら、ドレスデンで彼女が出演するというので...というのが正直なところだ。

                       

                      曲はハチャトリアンの協奏曲。この曲を聴くのは初めてだが、そんなことはまったく関係ない。前から3列目という好位置のためだけでもなかろうが、冒頭から彼女の勢いに圧倒された。

                       

                      バイオリン曲をそれほど聴いているわけでもなく、ソリストをそんなにつぶさに見ているわけでもないないが...

                      ソリストは極端に言えば2通りのタイプに分類されるかもしれない。

                       

                      一つ目は「わたしについてきて!」とただひたすらに自分の世界を表現することだけに集中するタイプ。指揮者もオケもとにかくソリストが引きやすいように合わせる。

                      二つ目は”協奏”の名のごとく、ソロではあるが、ある意味も自分のオケの一員のように指揮者を見続け協調するタイプ。今日の彼女は明らかに後者である。

                       

                      「どこからでもいいわよ」と言わんばかりの自信たっぷりの、変幻自在の演奏ではあるが、その立ち位置が指揮者より客席側に出ることも皆無。体が客席に対して平行になるような状態のときはほとんどなし。

                      指揮者と終始コンタクトを取るため、その立ち位置は指揮者より一歩下がってオケ側にあり、体も客席とは45度の関係。

                       

                      こういう演奏が出来るのも、指揮者やオケとの信頼関係があるからかもしれない。リラックスして演奏していたのは明らかに見て取れるし、緊張の中にも時には笑みさえ感じされる余裕。なかなか普通の状態では見られるものではない。

                       

                      力むことなく、曲の入りと終わりにまったく隙がなく、最後の一音までよどみなく弾ききるという姿勢。そんな彼女の演奏を聴くと、アンコール曲のパガニーニの奇想曲も、ある意味普通の曲でしか聞こえなくなる。

                      超一流演奏家の”凄み”を肌で感じた貴重な一夜であった。

                       

                      さて、明日はライプツィヒに移動して、ドヴォルジャークの「レクイエムだ」。

                       

                      P.S.1

                      実を言うと、今日のチケット、4月前にネット照会したら「売り切れですが、開演一時間前にボックスオフィスへ。聴けるチャンスがあります」とのメールをもとにひたすら待ち。結局、開演2分前に座席未定券が手に入り、オフィスのお兄さんとホールへ駆け上がり、本人登場10秒前に座席に滑り込んだという席。執念が実ったので、感慨もひとしお。

                       

                      P.S. 2 ドレスデンで一考

                      初めてのドレスデン(初めての旧東ドイツ)。人口は50万を超えるというが、トラム(路面電車)網が街中に縦横無尽に張り巡らされ便利至極。街にセカセカ感がなく、ゆったりとしていて生活を楽しんでいる印象。

                      また、他の欧州のどの街もそうかもしれないが、必要以上に街中に照明をつけないので、無駄な明るさがない。駅前でさえ暗い部分があるがそこは必要ないからだろう。

                      そのためか、スポットライトを浴びた名所旧跡の建造物がよく映える(Semper operの雄姿、素晴らしかった)。観光の意味合いもあるかもしれないが、それだけ自分たちの歴史に誇りをもっていることの証でもあろう。

                      翻って日本でもこの手の話は遡上に上って久しい。「街が明るすぎる」という議論だ。昔日の日本人は「闇」を楽しむことを知っていたが、いまはどの街でも明るい。中には「ここまで明るくしなくても」というところさえ照明がついていたりする。最近では防犯上の理由から「もっと街灯を増やして明るくして」という意見も多いらしい。

                      日本人は「明るさ」+αを手に入れたが、それによって失ったものがあることも知らずに過ごしてきたかもしれない。

                       

                       

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                      Philharmonie im Schauspielhaus

                      19.11.2016  19:30 Uhr
                      Schauspielhaus - Großes Haus

                       

                      Aram Chachaturjan:Konzert für Violine und Orchester d-Moll
                      Dmitri Schostakowitsch:Sinfonie Nr. 5 d-Moll op. 47

                       

                      Michael Sanderling: Dirigent
                      Julia Fischer: Violine

                       

                      Die Dresdner Philharmonie

                       

                      【Preise】 10€

                      | オーケストラ2016 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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