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トノの音楽そぞろある記

歌と音楽に関するコンテンツです
ニュー・イヤー・ガラ・コンサート@オペラシティ
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    職場の方の「無料招待のチケットが余ったので行きませんか?」とのお誘いで、オペラシティへ。

    主催は都の財団で、都政のPRも兼ねてのコンサート。有名なオペラアリアやミュージカルの名曲を、「この人もあの人も知ってる!」といったような一流どころに歌ってもらう、贅沢なもの。しかも司会は元日テレアナの永井さん。

     

    ただ残念なことに、プログラムに曲目は載っているが誰が歌うかの記載がないので、記憶は心もとない。

    印象に残ったのは、NHKのニューイヤーにも出演し、いちばん声がまっすぐ伸びていた感のある森谷さんと見栄えがする金山さん。金山さんはミュージカルでも行けそうなマスクと声の張りがいい。

     

    初めて電子アルガンによる伴奏を聞いたが、50人のオーケストラが演奏しているような様々かつ多重な響きにびっくり。

     

     

    〈データ〉

     

    ニュー・イヤー・ガラ・コンサート

    2017.1.16(月) 19:00

    東京オペラシティコンサートホール

     

     1.  オペラ「椿姫」より“乾杯の歌”

     2.  オペラ「カルメン」より“ハバネラ”

     3.  オペラ「カルメン」より“闘牛士の歌”

     4.  オペラ「ホフマン物語」より“森の小鳥はあこがれを歌う”

     5.  オペラ「蝶々夫人」より“花の二重唱”

     6.  オペラ「トスカ」より“妙なる調和”

     7.  オペラ「セヴィリアの理髪師」より“今の歌声は”

     8.  オペラ「サムソンとデリラ」より“あなたの声に心は開く”

     9.  オペラ「蝶々夫人」より、“ある晴れた日に”

    10. オペラ「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”

     

    11. 組曲「惑星」より“火星”(電子オルガンソロ)

    12. オペレッタ「こうもり」より“侯爵さま、貴方というお方は”

    13. オペレッタ「ほほえみの国」より“君こそ我が心の全て”

    14. ミュージカル「ラ・マンチャの男」より“見果てぬ夢”

    15. ミュージカル「オペラ座の怪人」より“All I ask of you…”

    16. ミュージカル「レ・ミゼラブル」より“夢破れて”

    17. ミュージカル「レ・ミゼラブル」より“STARS”

    18. ミュージカル「ニューオーリンズの美女」より“Be my love”

    19. ミュージカル「ジキルとハイド」より“This is the moment.”

    20. ミュージカル「メリー・ウィドウ」より“唇は語らずとも”

    21. ミュージカル「レント」から“シーズンズ・オブ・ラブ”

     

    ソプラノ:高橋 唯、森谷真理

    メゾ・ソプラノ:富岡明子、下園理恵

    テノール:樋口達也、金山京介

    バリトン:大沼徹、加來徹

     

    電子オルガン:清水のりこ

     

    司会:永井美奈子

     

     

     

     

    | 声楽曲2017 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
    Die Fledermaus@Bayerische Staatsoper
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      ミュンヘンはここ何日か雪だったようで、街中が雪景色。8日の朝も目が覚めると、いつ降りだしてもおかしくないどんよりとしたくもり空。予想通り、まもなくこらえきれなくなった氷の結晶がぱらぱらと落ち始め、またたく間に本降りに...氷の”泣き”と”笑い”は一日中続き、Staatsoperに向かう人々も慎重な足運びをせざるをえない状況に。結局Staatsoperには降りしきる雪を見ながらの入場となった。

      建物外観はギリシャ神殿様式の列柱で壮観だが、内部は意外にも地味な雰囲気。

       

      さて今日の演出はというと、基本は外さないものの、ウィット感が随所に。

      直径3mはあろう大きなリング(結婚指輪の象徴?)を用意して2人でアリアを歌わせたり、第2幕の舞踏会の場面では舞台いっぱいに白いロングテーブルが用意され、時には女性が机上で踊ったり、時には男女別れてテーブル越しに恋の駆け引きを繰り広げたりと忙しい。

       

      第3幕の刑務所内の場面では一昨日と同様に、フロッシュの独断場。

      今日は特に独演会を聴いてるかのような雰囲気で、ドイツ語はさっぱりで笑いや拍手から取り残されたことは変わらないが、「トランプ」とか「プーチン」とかの響きが聞こえたことから想像すると、かなり風刺が効いたフロッシュだったことは確かなようだ。

       

      しかしなんと言っても今日最大の収穫はペトレンコが聴けたこと。作品の魅力を存分に引き出せたかどうかはわからないが、終始キビキビとした音楽運びと手際の良さ、聴衆の熱い支援を考えると、次期ベリリン・フィルの音楽監督も期待十分だろう。

       

      P.S. 第2幕終了後、35分程度の休憩があったが、休憩時間中は会場内の入り口が一斉に閉められて「入場不可」に。予鈴により全員が短時間に再入場する仕組み。たぶん、「場内撮影禁止」のため、著作権管理の関係から休憩時間中に撮影させないことが主な理由だろう、ちょっとびっくり。

       


       

       

      〈データ〉

       

      Die Fledermaus

      Sonntag, 08. Januar 2017

      17.00Uhr - 20.20Uhr

      Bayerische Staatsoper

       

      Musikalische Leitung:Kirill Petrenko

      Regie:Andreas Weirich

      nach einer Inszenierung von:Helmut Lehberger, Leander Haußmann

      Bühne:Bernhard Kleber

      Kostüme:Doris Haußmann

      Choreographie:Alan Brooks

      Licht:Michael Bauer

      Chor:Sören Eckhoff

       

      Gabriel von Eisenstein:Johannes Martin Kränzle

      Rosalinde:Elena Pankratova

      Frank:Christian Rieger

      Prinz Orlofsky:Daniela Sindram

      Alfred:Edgaras Montvidas

      Dr. Falke:Björn Bürger

      Dr. Blind:Ulrich Reß

      Adele:Anja-Nina Bahrmann

      Frosch:Cornelius Obonya

      Ida:Eva Patricia Klosowski

      Ivan:Jurij Diez

       

      Bayerisches Staatsorchester

      Chor der Bayerischen Staatsoper

       

      【Preise】 53.50 EUR

       

      | オペラ2017 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
      Die Fledermaus@Wiener Staatsoper
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        日中でも氷点下の寒さの中、会場内のチケットボックスで予約券を入場券に引き換え場内へ。あまりの寒さのためか、華やかに装うというより、早く外気から遮断されて落ち着きたいという雰囲気の人々がほとんどのよう。冬の欧州はどこもこんな感じだろうか。

        しかし、会場内は寒さも吹き飛ばすように満員。観光客や若い世代も多い。

        自分の席は”Galerie”と呼ばれる、いわゆる天井桟敷の席。1階後方には立見席があることは知っていたが、ここにもあるとは知らなかった。

         

        演出はOtto Schenk誰もが期待し想像しているであろうオーソドックスな演出で、安心して音楽に浸れる。

        しかし、舞台として全曲を見るのはほとんど初めてに近いせいか、通しで聴いて「あれ?そうだったのか...」と今更ながら気づいたことがある。オペレッタと呼ばれる作品にほとんど当てはまるのかどうかわからないが...

        それは作品中、広い意味でのアリアは1〜2割しかなく、ほとんどがセリフだということ。

         

        通常、作品のあらすじと有名なアリアさえ知っていればオペラはそれなりに楽しめるが、こと今日に限っては違っていた。

        あらすじはわかるので舞台展開は問題ないのだが、セリフに対して反応が出来ない、「笑えない」のだ。

         

        考えてみれば、この作品の魅力はしとやかなアリアよりもセリフのやりとりの妙が大きい。

        第1幕のアイゼンシュタインとファルケ博士、ロザリンデとアデーレに始まり、第2幕のアイゼンシュタインとアデーレ、アイゼンシュタインとフランクのごまかし合い、第3幕はなんと言ってもフロッシュの独断場。特に第3幕は会場内に「がっはっは!」「わっはっは!」の笑いが絶えなかったが、完全に取り残された感だった。

         

        しかし時期、場所ともこれ以上何を望むのかと言える状況でこの作品を聴けたことの喜びは、そんな感覚をはるかに超えていた。

         

         


         

         

        〈データ〉

         

        Die Fledemaus / Johann Strauß

        Freitag, 6.Januar   16:00 Uhr

        Wiener Staatsoper

         

        Sascha Goetzel | Dirigent
        Otto Schenk | Regie
        Günther Schneider Siemssen | Bühnenbild
        Milena Canonero | Kostüme
        Gerlinde Dill | Choreographie im 2. Akt "Unter Donner und Blitz"

        Michael Schade | Gabriel von Eisenstein
        Petra Maria Schnitzer | Rosalinde
        Alfred Šramek | Frank
        Elena Maximova | Prinz Orlofsky
        Norbert Ernst | Alfred, ein Tenor
        Clemens Unterreiner | Dr. Falke
        Ileana Tonca | Adele
        Peter Simonischek | Frosch

         

        【Preise】 75.00EUR

         

        | オペラ2017 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
        ウィーン雑感
        0

          つい先日、TVでGustavo DudamelのNeujahrskonzert 2017を見たばかりだが、今、そのWienに来ている。ホテルにチェックインしたのが現地時間の6日午前9時ごろだから、着いたばかりというのが正確なところか...

          目的はWiener Staatsoper年初恒例のDie Fledemausを見るため。そして”弾丸ツアー”ついでにBayersche Staatsoperでも同じ演目を見てしまおうという次第。

           

          早速5時間後には開演となるが、一服の時間にホテルの窓から外を眺めてみた。

           

          真冬のウィーンは昼間でも氷点下の日も多く、今日もここWien Mitteはマイナス3.1度らしい。そのため道行く人もちらほら。街は人々との接触を絶っているかのように、重苦しくひっそりと佇んでいる。しかし、個人的にはこのまったり感というか、静寂が好きだ。そこにわびしさを感じないのはやはりかつての「帝都」の余裕だろうか...「どんな季節でも私は変わらない」と言いたげだ。

           

          遠くに目を移せば、シンボルのStephansdomが悠然と構えていた。


          | その他 | 19:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
          第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート@TV
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            恒例のニューイヤーオペラ。いくつか感想を。

             

            ・中村さんや森谷さんといった”海外帰国組”の力強い歌唱がいい。

            ・ヘンデルのオペラから3曲は出色の出来。多くの方に知ってもらうには最高の機会。それにしても森さんはバロックオペラも雰囲気どおりに確実に歌いこなす力量には敬服。

            ・中嶋さんの色気ムンムンは年毎に魅力を増しているような気がする。

            ・今日一番の出来は、アイーダ。笛田さんもすばらしかったが、それ以上に清水さんは凄味があり、世界に通用する力量。

            ・藤村さんは切れのある歌唱でコンサートを閉めた。

             

             

            〈データ〉

            第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート
            2017.1.3(火) 19:00〜21:00
            NHK Eテレ

            指 揮:広上 淳一
            管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
            合 唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

            [ゲスト]鈴木雅明(指揮) / バッハ・コレギウム・ジャパン *

            司会:石丸幹二、高橋美鈴アナウンサー

             

             1.レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」から「ほら、急げ」/合唱

             2.ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」/大村博美(S)

             3.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」/村上敏明(T)

             4.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「氷のような姫君の心も」/中村恵理(S)

             5.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「私は町のなんでも屋」/上江隼人(Br)

             6.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「かげぐちはそよ風のように」/妻屋秀和(Bs)

             7.モーツァルト:歌劇「イドメネオ」から「心乱れ怒りが込み上げる」/森谷真理(S)

             8.モーツアルト:歌劇「魔笛」から「愛の喜びは露と消え」/砂川涼子(S)

             9.モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」から「地獄落ち」/黒田博(Br) 久保和範(Br) ジョン・ハオ(Bs)

            10.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「この悪党め!」/折江忠道(Br)

             

            11.ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」から「非道な者よ、お前に戦いに挑むために」/櫻田亮(T) *

            12.ヘンデル:歌劇「ロデリンダ」から「いとしい人よ あなたはどこに」/藤木大地(Ct)*

            13.ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」から「戦闘のシンフォニア」〜「嵐で木の船は砕け」/森麻季(S) *

             

            14.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「ヴェネチアの一夜」から「ほろ酔いの歌」/中嶋彰子(S)

            15.カールマーン:喜歌劇「チャールダッシュの女王」から「踊りましょう」/中嶋彰子(S)西村悟(T)

            16.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」から第2幕フィナーレから/合唱

            17.ジツィンスキー:ウィーンわが夢の街/中嶋彰子(S)西村悟(T)

            18.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から友情の二重唱「われらの胸に友情を」/与儀巧(T)高田智宏(Br)

            19.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」から二重唱「すでに神官たちは待っています」/清水華澄(Ms) 笛田博昭(T)

            20.ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から「婚礼の合唱」(合唱)

            21.ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」/池田香織(Ms)

            22.マスネ:歌劇「ウェルテル」からオシアンの歌「春風よ、なぜ私を目ざますのか」/福井敬(T)

            23.チレーア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」から「苦い喜び、甘い責め苦を」/藤村実穂子(Ms)

            24.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「すべてこの世は冗談」/出演者全員、合唱

             

             

             

             

            | 声楽曲2017 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
            Neujahrskonzert@TV
            0

              今年は若手実力者、ドゥダメル。

              シモン・ボリバルオケで脚光を浴びてから随分経つ感じだがまだ35歳らしい。まだまだ伸びる逸材。演奏もキビキビ感満載だが、奇をてらわないところがいい。

              それにしても、世界中が注目するクラシックの祭典ともなった「ニューイヤー」を弱冠35歳で振るなんて、どんな心境だろうか...

               

               

              〈データ〉

              ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート 2017
              2017.1.1(日) 19:00〜22:00
               NHK Eテレ
               

              Dirigent: Gustavo Dudamel

              Orchester: Wiener Philharmoniker

              Chor: Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien

               

              Franz Lehár: Nechledil Marsch aus der Operette Wiener Frauen

              Émile Waldteufel: Les Patineurs. Walzer, op. 183

              Johann Strauß (Sohn): S' gibt nur a Kaiserstadt,s' gibt nur a Wien. Polka, op. 291

              Josef Strauß: Winterlust. Polka (schnell), op. 121

              Johann Strauß (Sohn): Mephistos Höllenrufe. Walzer, op. 101
              Johann Strauß (Sohn): So ängstlich sind wir nicht! Schnell-Polka, op. 413

               

              -- Pause --

               

              Franz von Suppé: Ouvertüre zu Pique Dame

              Carl Michael Ziehrer: Hereinspaziert! Walzer aus der Operette „Der Schätzmeister“, op. 518

              Otto Nicolai: „Mondaufgang“ aus der Oper „Die lustigen Weiber von Windsor“

              Johann Strauß (Sohn): Pepita-Polka, op. 138
              Johann Strauß (Sohn): Rotunde-Quadrille, op. 360
              Johann Strauß (Sohn): Die Extravaganten. Walzer, op. 205

              Johann Strauß (Vater): Indianer-Galopp. op. 111

              Josef Strauß: Die Nasswalderin. Polka mazur,op. 267

              Johann Strauß (Sohn): Auf zum Tanze! Polka schnell, op. 436
              Johann Strauß (Sohn): Tausend und eine Nacht. Walzer nach Motiven der Operette "Indigo"
              Johann Strauß (Sohn): Tik-Tak. Polka schnell, op. 365


              Johann Strauß:An der schönen,blauen Donau, op. 314
              Johann Strauß (Vater):Radetzky-Marsch.op.228

              | オーケストラ2017 | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
              やまと第九@やまと芸術文化ホール
              0

                「大和市の新ホールの開場記念に第九を歌う機会があるんだけど...」との話が合った時、遠距離でもあるため普通なら参加することはなかった。しかし、音友の箕輪さんが振るとなれば話は違う。喜んではせ参じた。

                 

                ぶっつけ本番程度にしか練習に参加できなかったのため、この日のために努力を積み上げてきた地元の方には申し訳ない気持ちでいっぱい。しかし、であるからこそ自分の持っているものを出し切り、少しでもいい演奏に貢献できればと奮闘したこともまた確か。


                「なかなかやるじゃない」というのが、箕輪さんへの感想。

                決して派手ではないが、確実に音楽を作り上げていく真摯な姿勢は確かな音の響きを生む。特に第三楽章は彼の優しさがあふれ出る秀演。また、意識はしていないのに、各パートの音が良く聞こえてきたのにはビックリ。いままでこれほどまでに聞こえたことはなかった。

                合唱もアマアチュアにありがちな「ガナって終わり」の姿は全くなかったし、何よりオケとのバランスが申し分なかったことも称賛されるべきこと。

                 

                年末にかけてあまた演奏される「第九」のひとつ、と言ってしまえばそれまでだが、参加者それぞれに思いを残したのは事実。

                音楽の素晴らしさを改めて感じた機会であった。

                 

                 

                〈データ〉

                 

                大和から世界へ 響け!歓喜の歌

                やまと第九

                2016.12.11(日) 15:00〜

                やまと芸術文化ホール メインホール

                 

                べートーヴェン:交響曲第九番

                 

                指揮:箕輪 健太

                ソプラノ:峰岸 優子

                メゾ・ソプラノ:里 まり

                テノール:宮津 祥行

                バリトン:大槻 聡之介

                管弦楽:やまと国際フィルハーモニー管弦楽団

                合唱:やまと国際オペラ協会 第九合唱団

                 

                | 出演2016 | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
                藝大フィルハーモニア合唱定期@奏楽堂
                0

                  ここ何年かは毎年11月になると気になる「藝大フィルハーモニア合唱定期」。今年はお気に入りウォルトン「ベルシャザールの饗宴」がメインプロなので気合も充実。チケットは早々と手配。そして前半はデュリュフレ「レクイエム」というのだから合唱ファンには申し分のないプログラム。因みに今年はデュリュフレ没後30年という。

                   

                  前半のデュリュフレ。有名ではあるが個人的には初めて聞く機会(演奏する機会もあったのが残念ながら逃してしまった 。)この曲はよくフォーレの延長線上にあるといわれるが、聞けば納得の感。様式からだろうが、曲全体が持つ雰囲気がフォーレの作り出した世界に力強さと壮麗さといった、新たな命を吹き込む感じ。

                  演奏は申し分ないし美しかった。が、この曲をオケ付きで演奏するには約180人になろうとする人数は正直多すぎると感じたことも確か(今回はメインプロに合わせただろうから仕方ないが...)

                  確かに理論的には何人だろうと「ハモる」ことは可能だが、現実は人数が増えれば「ハモらない」要素も増えることになるので、なかなか難しい。また、曲が持つ雰囲気から考えても、より少ない人数で聴かせたほうが心に染み入ってくるような気がするのだが...

                  藝大生なら半分の90人程度でも「Domone Jesu Christe」や「Sanctus」や「Libera me」の持つ情熱を十二分に表現できるだろう。

                   

                  後半のウォルトン。金管が咆哮し、バンダが両サイドから鳴り響くけたたましい曲には、前半とは打って変わって180人は最適の人数。冒頭のアカペラでの男声合唱等男声が活躍する曲を意識してか、前半とは変更し、男声をセンターに、その両サイドを女声が固める配置に。これも納得の感。

                  よく訓練された藝大生の集中度の高さとその若さの爆発、尾高さんのメリハリの利いた指揮、そしてバリトンの黒田さんの、未完ではあるがまっすぐに通るその伸びやかな声、すべてが相まって演奏は最後まで緊張感に溢れ、これまで聴いた同曲の中では最高の快演だった。

                   

                  向井さんは公演のプログラムノーツに、デュリュフレのレクイエムを「抑制されたシックな響きの中、合唱そのものの美しさが際立つ「祈り」の音楽」と、ウォルトンのベルシャザールの饗宴を「輝かしいブラスの響きを特徴とする大編成のオーケストラと大合唱によって描き出される壮大なスペクタクル」と書かれている。まさにその通りで、一つの演奏会で、大きく性格が異なる声楽作品を堪能できたことは、藝大ならではかもしれない。

                   

                  それにしても、そんな2曲を見事に歌い切った藝大生の皆さんには、心からから ”素敵な演奏ありがとう!お疲れ様”と言いたい。

                   

                  P.S. プログラムに挟み込んであったチラシの一枚が気になった。そこには「勝部太 東京藝術大学退任記念演奏会」との文字と勝部さんの写真が。

                  ある時代は個人的には、バリトンといえば勝部さん。確かある合唱団でご一緒させたいただいたことも...時は移ろうもの。

                   

                   

                  〈データ〉

                   

                  藝大定期 第379回 藝大フィルハーモニア管弦楽団 合唱定期演奏会

                  2016.11.27(日) 15:00

                  東京藝術大学奏楽堂

                   

                  デュリュフレ:レクイエム 

                  ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」*

                   

                  指揮:尾高 忠明

                  メゾ・ソプラノ:野間 愛

                  バリトン:西久保 孝弘

                  バリトン:黒田 祐貴 *

                  オルガン:千田 寧子

                   

                  【料金】 全席自由 3,000円

                   

                   

                   

                   

                  | 声楽曲2016 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI
                  0

                    誘われて、「筋肉少女帯」のライブに六本木まで出かけた。彼らのことで知っていることといえば、大槻ケンジとそのグループ名ぐらいしかないが、聞くところによると”再結成10周年”のツアーの最終日らしい。

                    取り合えず好奇心は旺盛なので、普段は縁遠いが「せっかくだから見てやろう」という野次馬根性のなせるわざか...今回は観察記。

                     

                    入場して「キャパはどのくらいだろう?」と眺めた。2Fは指定席(椅子席)だが、1Fはすべて立ち席の様子。最初「1,000人は入るだろうか?」と思ったが、後で調べたら1、700人余のキャパらしい。1Fにかなり詰め込んでいる感があるのも納得。

                     

                    コンサート開始。

                    1Fはコアなファンなので最初からノリノリ。自分が座った2Fはというと、もちろんいきなりスタンディングの人もいるが、座っている人も2割?はいるだろうか。特に最前列はほとんど座っていた(しかし、これは後ろのお客さんへの配慮からかも...)

                     

                    気になったファンの動作。

                    ひとつは全員一斉にあたかもオールをこぐかのように、体を前後に動かすこと。もう一つは、女性に多い?が頭をグルグル振り回すこと。女性の場合は頭髪も長いのですごいことに。尋常ではない速さと激しさ!見ているこっちが目が回りそう...右前に座っていた女性2人組は凄かった!

                     

                    途中何回かのトーク。

                    大槻ケンジがあんな話し方とは初めて知った。トークの中で親近感がわいたのは「五十肩で方が上がらなくてマッサージしてもらったよくなった」とか「こうやって年取っていくんだろうな、みんなも...でもオレはいやだぜ!」とか、多くのファンが共感?したこと間違いなし。

                     

                    たった一曲でさえ曲目はわからなかったが、「なんでもライブは面白い!」と感じた2時間だった。

                     

                    P.S. 帰りに寄った「蒼龍唐玉堂」の餃子、美味しかったです。

                     

                    〈データ〉

                     

                    筋肉少女帯 「再結成10周年 パーフェクトベストTOUR」

                    2016.11.26(土) 18:00

                    EX THEATER ROPPONGI

                     

                    【料金】 6,900円

                     

                     

                    | その他 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    ドン・パスクァーレ@湖北地区会館
                    0

                      砂田さんが出演するというので我孫子まで行ってきた。演目は「ドン・パスクァーレ」。内容はご存知の通り、「お年を召してからの年の差婚は慎まなくては...」という教訓めいたセリフで終わる喜劇であるが、演奏は想像以上に充実したものであった。

                       

                      まず、ドン・パスクァーレ役の金子さんが手がけたという演出、派手ではないが今に生きる我々の”共感”を感じさせるもの。

                      たとえば冒頭「序曲」に乗って登場してきたパスクァーレは介護を受けるかのような状態で、使用人と思しき女性2人にズボンを履かされる始末。ところがミニスカートの若い女性は通り過ぎる時は急に”シャキッ!”となって別人のよう。その視線の先は女性の足に...

                       

                      そんな小技の利いた演出をバックに、出演者の歌唱も演技も非常に秀逸。

                      ドン・バスカーレ役の金子さんは太くて響く声で主役を最後まで熱演。役になり切った衣装や演技も相まって最後まで楽しませてくれた。

                      砂田さんも初めてノリーナ役を歌うとのことだが、これがまた素晴らしい!ある時はチャーミングだったり、ある時はいじらしかったり、そしてある時は小悪魔的だったり...と、自在に立ち振る舞いを変える役をきっちりと演じ分けていた。それも高い歌唱力とともに。

                      エルネスト役の曽我さんは軽く伸びやかな声が魅力だし、マラテスタ役の薮内さんはスカッとするバリトンだが、演技も堂に入ったもの。

                      たぶん金子さんが指導していると思われる合唱関係の方も、他の役柄(冒頭のお二人の女性も)で参加。有名な「なんて果てしない騒ぎでしょう」も歌って健闘。

                      さらに驚くのは、抜粋かと思いきや全3幕を通したこと。あっという間の2時間半だった。

                       

                      先日、びわ湖ホールで聴いたばかりの今日の演目。比べるつもりはまったくないが、本来の”演技+歌”を見たい聴きたいのなら、このくらいの小ホールが理想だ。やはり演技者の表情がわかるのは歌にも相乗効果があり、特に”歌”を聞かせるドニゼッテイは最適だ。

                      また、地域でのささやかな活動の成果としてプロもアマも楽しめる場づくり。そんな地道な活動も今後とも応援していきたいと感じたひと時であった。

                       

                       

                      〈データ〉

                       

                      PICCOLO TEATRO ABIKO

                      2016.11.23(水) 14:00

                      我孫子市湖北地区公民館

                       

                      ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」(全3幕)

                       

                      ドン・パスクァーレ:金子 亮平

                      ノリーナ:砂田 愛梨

                      エルネスト:曽我 雄一

                      マラテスタ:薮内 俊弥

                      公証人:浅山 裕志

                       

                      指揮:澤木 和彦

                      ピアノ:中村 文美

                      合唱:The Lacas

                       

                      【料金】 3,500円

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      | オペラ2016 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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