PROFILE
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
タグふれんず

トノの音楽そぞろある記

歌と音楽に関するコンテンツです
La Damination De Faust@Opera Royal de Wallonie Liege
0

    ついに来てしまった、リエージュへ。

     

    「ベルギー第五の都市は?」と聞かれて即座に答えられる人は相当なベルギー通以外無理であろう。それほどまでに我々にはなじみがない街ではあるが、「ファウストの劫罰」が演じられるということを聞いて、遥々その街を訪れることになった。"あの日"からなぜそれほどまでに嵌まってしまったのかは自分でもわからないが...

     

    今回はオペラとして上演されるので演出付。そしてその演出はモーツァルトで一時代を築いたRuggero Raimondiが担当するという。ということで今回はその演出から一言。

     

    舞台上の物理的な構造物といったら、半円柱の工事現場の足場のようなものが一対のみ。あとは映像やロールスクリーン通した光でイメージを描いていく手法が取られた。しかし目で見て感じる限りではオーソドックスを基本としつつ、イメージが膨らむ箇所は独自の世界観で表現していた。

     

    冒頭の"農民たちのロンド"で、農民たちが踊りながら入ってきて歌ったり、"地下酒場"の場面では飲んだくれらしく振る舞うなど、台本を忠実に再現した(というかあまりイメージを広げようがないかもだが...)箇所。ただし、あまりに素直すぎて陳腐化の印象を受けてしまう場合もある。最終の「地獄落ち」の場面。舞台に映し出されたのは鎖状に連なった骸骨。ちょっとイメージが安易のような気がしたが...

     

    また"ハンガリー行進曲"の場面では、戦場の実際の映像(たぶん第一次大戦等)や写真が映し出され、それらから飛び出したように合唱出演者がその場面にあった演技をしていくというもの。中には近撮で目を覆いたくなるような写真もあったりだったが、これも現実の姿を直視させたかったのだろうか。

     

    そんななか秀逸と思えたのが、"Dors...で始まる"地の精と空気の精の合唱〜ファウストの夢"の場面。

    白銀色の衣装を全身にまとった精たちが這うようなかたちで薄暗い舞台上に静かに散らばり、固まり、ファウストとともにその夢を表現しているのだ。身動きさえ困難な状況でのアンサンブル、そして入りと同じく静かに引いていく終曲の場面などは見ごたえ十分。

    今日の合唱、”農民たち”や”飲んだくれ”のように、舞台上でいきいきと歌い振舞う場面もよかったが、むしろこの”精霊たち”や”復活祭の合唱”など、バックコーラスのように舞台上に姿を見せないで歌う場面のほうがより精緻にそして舞台と一体化している感だった。

     

    さて、ソリスト陣。手堅い歌唱で最後まで楽しませてくれたが、しかしなんといってもIldebrando D'Arcangeloが一頭地を抜いているのは明らか。

    この曲上演の成功のポイントの一つは”劇の進行係”的な役割もあるメフィストフェレスの出来如何にあるが、マルチな彼はメフィストフェレスも見事にメフィストフェレスらしく歌ってくれた。歌唱の押し出しや機敏な演技も申し分ない。

     

    指揮者やオケの切れ味が今一歩であったため、”三幕終曲の3重唱”や”地獄への騎行”、そして”地獄落ち”も勢いという面ではもっとほしかったとは思う。しかし、海外でこの曲を体感できたことで、この曲の違った魅力に接することが出来た気がする。

     

    また、このリエージュという街。人口は20万人にも満たない地方都市であるが、歴史的な経緯もあるだろうが、国立のオペラハウスが運営されている。こういった街が他の欧州の街にもあるんだろうなと思う時、当地の人々にとってオペラは日常に存在することを改めて感じた次第。

     

    P.S. 幕上に字幕が...よく見るとフランス語、オランダ語、ドイツ語の3カ国対応。この街の位置関係がよくわかる。

     

     

     

    〈データ〉

     

     

    Opéra Royal de Wallonie-Liège

    dimanche 5 fevrier 2017    15:00

    Hecter Berlioz:La Damnation De Faust

     

    DURÉE : 2:45

    LANGUE : Français

    DIRECTION MUSICALE : Patrick Davin

    MISE EN SCÈNE : Ruggero Raimondi

    CHEF DES CHŒURS : Pierre Iodice

    ARTISTES : Paul Groves(Faust), Nino Surguladze(Marguerite), Ildebrando D’Arcangelo(Mephistopheles)

     

    【Tarif】 24.50 Euros

     

     

    | 声楽曲2017 | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
    アレクサンドル・ネフスキー@オペラシティ
    0

      「アレクサンドル・ネフスキー」を演るというのでオペラシティへ行ってきた。オケは東響。といえば合唱はもちろん東響コーラス。さてどんな演奏になるだろうか。

       

      昨年初めて、それも生で聴いたのでメロディーはそれとなく覚えていた。

       

      7曲から構成されるが第1曲はオケのみ。なんとなく目を閉じて聴いていたら、いつのまにかゆったりとした豊饒な男声合唱の響きが流れてきた。第2曲に入ったのだ。

      「満たされた至福の時」と言ったら大げさだが、こんなに染み入る人の声に感動したのは久しぶりかもしれない。

      第4曲、力強い合唱が曲を引っ張り、カンタータ最大のクライマックスである第5曲へ。「氷上の激戦」という名前がついているとおり、アダージョから戦闘を描写したオーケストレーションが凄まじい。東響も見事なアンサンブルでその”戦い”を描写していた。途中合唱も入ったが、オケにあれだけ鳴らされるとどんな合唱団も聴こえまい。

      第6曲はメゾ・ソプラノ独唱。演奏が始まると舞台上手から歩みだし、終わると場を共有するかのようにそのまま舞台上のイスに座り、終曲の合唱を聴いていた。

       

      そんな演奏会風景だったが、演奏自体は素晴らしく聴衆の盛んな喝さいを浴びていた。東響ではここ何年かだけみても、すでに4〜5回はこの曲を取り上げているのではという感覚なので、合唱も歌い方がこなれている気がする。

       

      しかしちょっと冷静に考えると、合唱だけの話をすれば合唱らしい響きが堪能できたのは第2曲のみ。誤解を避けるためにあえて言うが、これは合唱団の出来不出来の問題ではなく、曲の構成だから仕方のない話。

       

      こういうけたたましい曲はリズムも印象的で確かに派手であるが、後々まで印象に残るかというとどうだろうか?

      昨年の大阪での公演評でも書いたが、声楽曲の中では取り上げられる頻度がそれなりにあることが益々不思議に感じられる公演後の印象だった。

       

      そうは言うものの、来月は名古屋で同曲の演奏会がある。3回聴けば何か見えてくるかも???

       

       

      〈データ〉

       

      東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ 第95回

      2017.1.21(土) 14:00

      東京オペラシティコンサートホール

       

      リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

      プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 *

       

      指揮:飯森 範親

      メゾ・ソプラノ:エレーナ・オコリシェヴァ *

      合唱:東響コーラス *

       

      【料金】 A席 6,000円

       

       

       

       

       

       

      | 声楽曲2017 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ニュー・イヤー・ガラ・コンサート@オペラシティ
      0

        職場の方の「無料招待のチケットが余ったので行きませんか?」とのお誘いで、オペラシティへ。

        主催は都の財団で、都政のPRも兼ねてのコンサート。有名なオペラアリアやミュージカルの名曲を、「この人もあの人も知ってる!」といったような一流どころに歌ってもらう、贅沢なもの。しかも司会は元日テレアナの永井さん。

         

        ただ残念なことに、プログラムに曲目は載っているが誰が歌うかの記載がないので、記憶は心もとない。

        印象に残ったのは、NHKのニューイヤーにも出演し、いちばん声がまっすぐ伸びていた感のある森谷さんと見栄えがする金山さん。金山さんはミュージカルでも行けそうなマスクと声の張りがいい。

         

        初めて電子アルガンによる伴奏を聞いたが、50人のオーケストラが演奏しているような様々かつ多重な響きにびっくり。

         

         

        〈データ〉

         

        ニュー・イヤー・ガラ・コンサート

        2017.1.16(月) 19:00

        東京オペラシティコンサートホール

         

         1.  オペラ「椿姫」より“乾杯の歌”

         2.  オペラ「カルメン」より“ハバネラ”

         3.  オペラ「カルメン」より“闘牛士の歌”

         4.  オペラ「ホフマン物語」より“森の小鳥はあこがれを歌う”

         5.  オペラ「蝶々夫人」より“花の二重唱”

         6.  オペラ「トスカ」より“妙なる調和”

         7.  オペラ「セヴィリアの理髪師」より“今の歌声は”

         8.  オペラ「サムソンとデリラ」より“あなたの声に心は開く”

         9.  オペラ「蝶々夫人」より、“ある晴れた日に”

        10. オペラ「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”

         

        11. 組曲「惑星」より“火星”(電子オルガンソロ)

        12. オペレッタ「こうもり」より“侯爵さま、貴方というお方は”

        13. オペレッタ「ほほえみの国」より“君こそ我が心の全て”

        14. ミュージカル「ラ・マンチャの男」より“見果てぬ夢”

        15. ミュージカル「オペラ座の怪人」より“All I ask of you…”

        16. ミュージカル「レ・ミゼラブル」より“夢破れて”

        17. ミュージカル「レ・ミゼラブル」より“STARS”

        18. ミュージカル「ニューオーリンズの美女」より“Be my love”

        19. ミュージカル「ジキルとハイド」より“This is the moment.”

        20. ミュージカル「メリー・ウィドウ」より“唇は語らずとも”

        21. ミュージカル「レント」から“シーズンズ・オブ・ラブ”

         

        ソプラノ:高橋 唯、森谷真理

        メゾ・ソプラノ:富岡明子、下園理恵

        テノール:樋口達也、金山京介

        バリトン:大沼徹、加來徹

         

        電子オルガン:清水のりこ

         

        司会:永井美奈子

         

         

         

         

        | 声楽曲2017 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
        Die Fledermaus@Bayerische Staatsoper
        0

          ミュンヘンはここ何日か雪だったようで、街中が雪景色。8日の朝も目が覚めると、いつ降りだしてもおかしくないどんよりとしたくもり空。予想通り、まもなくこらえきれなくなった氷の結晶がぱらぱらと落ち始め、またたく間に本降りに...氷の”泣き”と”笑い”は一日中続き、Staatsoperに向かう人々も慎重な足運びをせざるをえない状況に。結局Staatsoperには降りしきる雪を見ながらの入場となった。

          建物外観はギリシャ神殿様式の列柱で壮観だが、内部は意外にも地味な雰囲気。

           

          さて今日の演出はというと、基本は外さないものの、ウィット感が随所に。

          直径3mはあろう大きなリング(結婚指輪の象徴?)を用意して2人でアリアを歌わせたり、第2幕の舞踏会の場面では舞台いっぱいに白いロングテーブルが用意され、時には女性が机上で踊ったり、時には男女別れてテーブル越しに恋の駆け引きを繰り広げたりと忙しい。

           

          第3幕の刑務所内の場面では一昨日と同様に、フロッシュの独断場。

          今日は特に独演会を聴いてるかのような雰囲気で、ドイツ語はさっぱりで笑いや拍手から取り残されたことは変わらないが、「トランプ」とか「プーチン」とかの響きが聞こえたことから想像すると、かなり風刺が効いたフロッシュだったことは確かなようだ。

           

          しかしなんと言っても今日最大の収穫はペトレンコが聴けたこと。作品の魅力を存分に引き出せたかどうかはわからないが、終始キビキビとした音楽運びと手際の良さ、聴衆の熱い支援を考えると、次期ベリリン・フィルの音楽監督も期待十分だろう。

           

          P.S. 第2幕終了後、35分程度の休憩があったが、休憩時間中は会場内の入り口が一斉に閉められて「入場不可」に。予鈴により全員が短時間に再入場する仕組み。たぶん、「場内撮影禁止」のため、著作権管理の関係から休憩時間中に撮影させないことが主な理由だろう、ちょっとびっくり。

           


           

           

          〈データ〉

           

          Die Fledermaus

          Sonntag, 08. Januar 2017

          17.00Uhr - 20.20Uhr

          Bayerische Staatsoper

           

          Musikalische Leitung:Kirill Petrenko

          Regie:Andreas Weirich

          nach einer Inszenierung von:Helmut Lehberger, Leander Haußmann

          Bühne:Bernhard Kleber

          Kostüme:Doris Haußmann

          Choreographie:Alan Brooks

          Licht:Michael Bauer

          Chor:Sören Eckhoff

           

          Gabriel von Eisenstein:Johannes Martin Kränzle

          Rosalinde:Elena Pankratova

          Frank:Christian Rieger

          Prinz Orlofsky:Daniela Sindram

          Alfred:Edgaras Montvidas

          Dr. Falke:Björn Bürger

          Dr. Blind:Ulrich Reß

          Adele:Anja-Nina Bahrmann

          Frosch:Cornelius Obonya

          Ida:Eva Patricia Klosowski

          Ivan:Jurij Diez

           

          Bayerisches Staatsorchester

          Chor der Bayerischen Staatsoper

           

          【Preise】 53.50 EUR

           

          | オペラ2017 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
          Die Fledermaus@Wiener Staatsoper
          0

            日中でも氷点下の寒さの中、会場内のチケットボックスで予約券を入場券に引き換え場内へ。あまりの寒さのためか、華やかに装うというより、早く外気から遮断されて落ち着きたいという雰囲気の人々がほとんどのよう。冬の欧州はどこもこんな感じだろうか。

            しかし、会場内は寒さも吹き飛ばすように満員。観光客や若い世代も多い。

            自分の席は”Galerie”と呼ばれる、いわゆる天井桟敷の席。1階後方には立見席があることは知っていたが、ここにもあるとは知らなかった。

             

            演出はOtto Schenk誰もが期待し想像しているであろうオーソドックスな演出で、安心して音楽に浸れる。

            しかし、舞台として全曲を見るのはほとんど初めてに近いせいか、通しで聴いて「あれ?そうだったのか...」と今更ながら気づいたことがある。オペレッタと呼ばれる作品にほとんど当てはまるのかどうかわからないが...

            それは作品中、広い意味でのアリアは1〜2割しかなく、ほとんどがセリフだということ。

             

            通常、作品のあらすじと有名なアリアさえ知っていればオペラはそれなりに楽しめるが、こと今日に限っては違っていた。

            あらすじはわかるので舞台展開は問題ないのだが、セリフに対して反応が出来ない、「笑えない」のだ。

             

            考えてみれば、この作品の魅力はしとやかなアリアよりもセリフのやりとりの妙が大きい。

            第1幕のアイゼンシュタインとファルケ博士、ロザリンデとアデーレに始まり、第2幕のアイゼンシュタインとアデーレ、アイゼンシュタインとフランクのごまかし合い、第3幕はなんと言ってもフロッシュの独断場。特に第3幕は会場内に「がっはっは!」「わっはっは!」の笑いが絶えなかったが、完全に取り残された感だった。

             

            しかし時期、場所ともこれ以上何を望むのかと言える状況でこの作品を聴けたことの喜びは、そんな感覚をはるかに超えていた。

             

             


             

             

            〈データ〉

             

            Die Fledemaus / Johann Strauß

            Freitag, 6.Januar   16:00 Uhr

            Wiener Staatsoper

             

            Sascha Goetzel | Dirigent
            Otto Schenk | Regie
            Günther Schneider Siemssen | Bühnenbild
            Milena Canonero | Kostüme
            Gerlinde Dill | Choreographie im 2. Akt "Unter Donner und Blitz"

            Michael Schade | Gabriel von Eisenstein
            Petra Maria Schnitzer | Rosalinde
            Alfred Šramek | Frank
            Elena Maximova | Prinz Orlofsky
            Norbert Ernst | Alfred, ein Tenor
            Clemens Unterreiner | Dr. Falke
            Ileana Tonca | Adele
            Peter Simonischek | Frosch

             

            【Preise】 75.00EUR

             

            | オペラ2017 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
            ウィーン雑感
            0

              つい先日、TVでGustavo DudamelのNeujahrskonzert 2017を見たばかりだが、今、そのWienに来ている。ホテルにチェックインしたのが現地時間の6日午前9時ごろだから、着いたばかりというのが正確なところか...

              目的はWiener Staatsoper年初恒例のDie Fledemausを見るため。そして”弾丸ツアー”ついでにBayersche Staatsoperでも同じ演目を見てしまおうという次第。

               

              早速5時間後には開演となるが、一服の時間にホテルの窓から外を眺めてみた。

               

              真冬のウィーンは昼間でも氷点下の日も多く、今日もここWien Mitteはマイナス3.1度らしい。そのため道行く人もちらほら。街は人々との接触を絶っているかのように、重苦しくひっそりと佇んでいる。しかし、個人的にはこのまったり感というか、静寂が好きだ。そこにわびしさを感じないのはやはりかつての「帝都」の余裕だろうか...「どんな季節でも私は変わらない」と言いたげだ。

               

              遠くに目を移せば、シンボルのStephansdomが悠然と構えていた。


              | その他 | 19:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
              第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート@TV
              0

                恒例のニューイヤーオペラ。いくつか感想を。

                 

                ・中村さんや森谷さんといった”海外帰国組”の力強い歌唱がいい。

                ・ヘンデルのオペラから3曲は出色の出来。多くの方に知ってもらうには最高の機会。それにしても森さんはバロックオペラも雰囲気どおりに確実に歌いこなす力量には敬服。

                ・中嶋さんの色気ムンムンは年毎に魅力を増しているような気がする。

                ・今日一番の出来は、アイーダ。笛田さんもすばらしかったが、それ以上に清水さんは凄味があり、世界に通用する力量。

                ・藤村さんは切れのある歌唱でコンサートを閉めた。

                 

                 

                〈データ〉

                第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート
                2017.1.3(火) 19:00〜21:00
                NHK Eテレ

                指 揮:広上 淳一
                管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
                合 唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

                [ゲスト]鈴木雅明(指揮) / バッハ・コレギウム・ジャパン *

                司会:石丸幹二、高橋美鈴アナウンサー

                 

                 1.レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」から「ほら、急げ」/合唱

                 2.ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」/大村博美(S)

                 3.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」/村上敏明(T)

                 4.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「氷のような姫君の心も」/中村恵理(S)

                 5.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「私は町のなんでも屋」/上江隼人(Br)

                 6.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「かげぐちはそよ風のように」/妻屋秀和(Bs)

                 7.モーツァルト:歌劇「イドメネオ」から「心乱れ怒りが込み上げる」/森谷真理(S)

                 8.モーツアルト:歌劇「魔笛」から「愛の喜びは露と消え」/砂川涼子(S)

                 9.モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」から「地獄落ち」/黒田博(Br) 久保和範(Br) ジョン・ハオ(Bs)

                10.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「この悪党め!」/折江忠道(Br)

                 

                11.ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」から「非道な者よ、お前に戦いに挑むために」/櫻田亮(T) *

                12.ヘンデル:歌劇「ロデリンダ」から「いとしい人よ あなたはどこに」/藤木大地(Ct)*

                13.ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」から「戦闘のシンフォニア」〜「嵐で木の船は砕け」/森麻季(S) *

                 

                14.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「ヴェネチアの一夜」から「ほろ酔いの歌」/中嶋彰子(S)

                15.カールマーン:喜歌劇「チャールダッシュの女王」から「踊りましょう」/中嶋彰子(S)西村悟(T)

                16.ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」から第2幕フィナーレから/合唱

                17.ジツィンスキー:ウィーンわが夢の街/中嶋彰子(S)西村悟(T)

                18.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から友情の二重唱「われらの胸に友情を」/与儀巧(T)高田智宏(Br)

                19.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」から二重唱「すでに神官たちは待っています」/清水華澄(Ms) 笛田博昭(T)

                20.ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から「婚礼の合唱」(合唱)

                21.ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」/池田香織(Ms)

                22.マスネ:歌劇「ウェルテル」からオシアンの歌「春風よ、なぜ私を目ざますのか」/福井敬(T)

                23.チレーア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」から「苦い喜び、甘い責め苦を」/藤村実穂子(Ms)

                24.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」から「すべてこの世は冗談」/出演者全員、合唱

                 

                 

                 

                 

                | 声楽曲2017 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
                Neujahrskonzert@TV
                0

                  今年は若手実力者、ドゥダメル。

                  シモン・ボリバルオケで脚光を浴びてから随分経つ感じだがまだ35歳らしい。まだまだ伸びる逸材。演奏もキビキビ感満載だが、奇をてらわないところがいい。

                  それにしても、世界中が注目するクラシックの祭典ともなった「ニューイヤー」を弱冠35歳で振るなんて、どんな心境だろうか...

                   

                   

                  〈データ〉

                  ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート 2017
                  2017.1.1(日) 19:00〜22:00
                   NHK Eテレ
                   

                  Dirigent: Gustavo Dudamel

                  Orchester: Wiener Philharmoniker

                  Chor: Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien

                   

                  Franz Lehár: Nechledil Marsch aus der Operette Wiener Frauen

                  Émile Waldteufel: Les Patineurs. Walzer, op. 183

                  Johann Strauß (Sohn): S' gibt nur a Kaiserstadt,s' gibt nur a Wien. Polka, op. 291

                  Josef Strauß: Winterlust. Polka (schnell), op. 121

                  Johann Strauß (Sohn): Mephistos Höllenrufe. Walzer, op. 101
                  Johann Strauß (Sohn): So ängstlich sind wir nicht! Schnell-Polka, op. 413

                   

                  -- Pause --

                   

                  Franz von Suppé: Ouvertüre zu Pique Dame

                  Carl Michael Ziehrer: Hereinspaziert! Walzer aus der Operette „Der Schätzmeister“, op. 518

                  Otto Nicolai: „Mondaufgang“ aus der Oper „Die lustigen Weiber von Windsor“

                  Johann Strauß (Sohn): Pepita-Polka, op. 138
                  Johann Strauß (Sohn): Rotunde-Quadrille, op. 360
                  Johann Strauß (Sohn): Die Extravaganten. Walzer, op. 205

                  Johann Strauß (Vater): Indianer-Galopp. op. 111

                  Josef Strauß: Die Nasswalderin. Polka mazur,op. 267

                  Johann Strauß (Sohn): Auf zum Tanze! Polka schnell, op. 436
                  Johann Strauß (Sohn): Tausend und eine Nacht. Walzer nach Motiven der Operette "Indigo"
                  Johann Strauß (Sohn): Tik-Tak. Polka schnell, op. 365


                  Johann Strauß:An der schönen,blauen Donau, op. 314
                  Johann Strauß (Vater):Radetzky-Marsch.op.228

                  | オーケストラ2017 | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  やまと第九@やまと芸術文化ホール
                  0

                    「大和市の新ホールの開場記念に第九を歌う機会があるんだけど...」との話が合った時、遠距離でもあるため普通なら参加することはなかった。しかし、音友の箕輪さんが振るとなれば話は違う。喜んではせ参じた。

                     

                    ぶっつけ本番程度にしか練習に参加できなかったのため、この日のために努力を積み上げてきた地元の方には申し訳ない気持ちでいっぱい。しかし、であるからこそ自分の持っているものを出し切り、少しでもいい演奏に貢献できればと奮闘したこともまた確か。


                    「なかなかやるじゃない」というのが、箕輪さんへの感想。

                    決して派手ではないが、確実に音楽を作り上げていく真摯な姿勢は確かな音の響きを生む。特に第三楽章は彼の優しさがあふれ出る秀演。また、意識はしていないのに、各パートの音が良く聞こえてきたのにはビックリ。いままでこれほどまでに聞こえたことはなかった。

                    合唱もアマアチュアにありがちな「ガナって終わり」の姿は全くなかったし、何よりオケとのバランスが申し分なかったことも称賛されるべきこと。

                     

                    年末にかけてあまた演奏される「第九」のひとつ、と言ってしまえばそれまでだが、参加者それぞれに思いを残したのは事実。

                    音楽の素晴らしさを改めて感じた機会であった。

                     

                     

                    〈データ〉

                     

                    大和から世界へ 響け!歓喜の歌

                    やまと第九

                    2016.12.11(日) 15:00〜

                    やまと芸術文化ホール メインホール

                     

                    べートーヴェン:交響曲第九番

                     

                    指揮:箕輪 健太

                    ソプラノ:峰岸 優子

                    メゾ・ソプラノ:里 まり

                    テノール:宮津 祥行

                    バリトン:大槻 聡之介

                    管弦楽:やまと国際フィルハーモニー管弦楽団

                    合唱:やまと国際オペラ協会 第九合唱団

                     

                    | 出演2016 | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    藝大フィルハーモニア合唱定期@奏楽堂
                    0

                      ここ何年かは毎年11月になると気になる「藝大フィルハーモニア合唱定期」。今年はお気に入りウォルトン「ベルシャザールの饗宴」がメインプロなので気合も充実。チケットは早々と手配。そして前半はデュリュフレ「レクイエム」というのだから合唱ファンには申し分のないプログラム。因みに今年はデュリュフレ没後30年という。

                       

                      前半のデュリュフレ。有名ではあるが個人的には初めて聞く機会(演奏する機会もあったのが残念ながら逃してしまった 。)この曲はよくフォーレの延長線上にあるといわれるが、聞けば納得の感。様式からだろうが、曲全体が持つ雰囲気がフォーレの作り出した世界に力強さと壮麗さといった、新たな命を吹き込む感じ。

                      演奏は申し分ないし美しかった。が、この曲をオケ付きで演奏するには約180人になろうとする人数は正直多すぎると感じたことも確か(今回はメインプロに合わせただろうから仕方ないが...)

                      確かに理論的には何人だろうと「ハモる」ことは可能だが、現実は人数が増えれば「ハモらない」要素も増えることになるので、なかなか難しい。また、曲が持つ雰囲気から考えても、より少ない人数で聴かせたほうが心に染み入ってくるような気がするのだが...

                      藝大生なら半分の90人程度でも「Domone Jesu Christe」や「Sanctus」や「Libera me」の持つ情熱を十二分に表現できるだろう。

                       

                      後半のウォルトン。金管が咆哮し、バンダが両サイドから鳴り響くけたたましい曲には、前半とは打って変わって180人は最適の人数。冒頭のアカペラでの男声合唱等男声が活躍する曲を意識してか、前半とは変更し、男声をセンターに、その両サイドを女声が固める配置に。これも納得の感。

                      よく訓練された藝大生の集中度の高さとその若さの爆発、尾高さんのメリハリの利いた指揮、そしてバリトンの黒田さんの、未完ではあるがまっすぐに通るその伸びやかな声、すべてが相まって演奏は最後まで緊張感に溢れ、これまで聴いた同曲の中では最高の快演だった。

                       

                      向井さんは公演のプログラムノーツに、デュリュフレのレクイエムを「抑制されたシックな響きの中、合唱そのものの美しさが際立つ「祈り」の音楽」と、ウォルトンのベルシャザールの饗宴を「輝かしいブラスの響きを特徴とする大編成のオーケストラと大合唱によって描き出される壮大なスペクタクル」と書かれている。まさにその通りで、一つの演奏会で、大きく性格が異なる声楽作品を堪能できたことは、藝大ならではかもしれない。

                       

                      それにしても、そんな2曲を見事に歌い切った藝大生の皆さんには、心からから ”素敵な演奏ありがとう!お疲れ様”と言いたい。

                       

                      P.S. プログラムに挟み込んであったチラシの一枚が気になった。そこには「勝部太 東京藝術大学退任記念演奏会」との文字と勝部さんの写真が。

                      ある時代は個人的には、バリトンといえば勝部さん。確かある合唱団でご一緒させたいただいたことも...時は移ろうもの。

                       

                       

                      〈データ〉

                       

                      藝大定期 第379回 藝大フィルハーモニア管弦楽団 合唱定期演奏会

                      2016.11.27(日) 15:00

                      東京藝術大学奏楽堂

                       

                      デュリュフレ:レクイエム 

                      ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」*

                       

                      指揮:尾高 忠明

                      メゾ・ソプラノ:野間 愛

                      バリトン:西久保 孝弘

                      バリトン:黒田 祐貴 *

                      オルガン:千田 寧子

                       

                      【料金】 全席自由 3,000円

                       

                       

                       

                       

                      | 声楽曲2016 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
                      PR
                      いらっしゃい!
                      ブログパーツUL5
                      Links
                      SEARCH THIS SITE.
                      MOBILE
                      qrcode
                      OTHERS