クイーン+アダム・ランバート@武道館

  • 2016.09.23 Friday
  • 23:34

思いがけなく誘われてクィーンのライブに行ってきた。

 

今でこそほとんどクラシックしか聴かなくなったが、若かりし頃?はロックに夢中だった。

KISS、Whitesnake、Ritchie Blackmore's Rainbow...自分にとってのロック全盛時代と言っていい。そんななかで真っ先に虜になったのがQueenだった。

自分にとって過去のものになっていたQueenがライブ???公演HPで見たらクィーン自体31年ぶりの武道館ライブらしい。

まさか?情報はノーチェックのなかだったが、雨上りの武道館へ出かけた。田安門をくぐるのも何十年ぶりかもしれない。そうだ、あの時もこの門をくぐったはずだ...Queen JAPAN TOUR '81

 

ライブ会場特有の、もやがかかったような状態。開演を待ち切れないファンの精神のほとばしり...なんとも言えない高揚感がじわじわと迫ってくる感じだ。「これだこれだ...」長く忘れていた感覚を取り戻したような気持ちになった。「間もなく開演いたします」とのアナウンスから待つこと10分程度たっていただろうか、ついに幕が上がった。

1曲目は "Seven Seas of Rhye"(輝ける七つの海)。 "Hammer to Fall"、"Stone Cold Crazy"へと続いた。

 

注目は前半終了後のブライアン・メイのアコギターとソロヴォーカル。

センター・ステージに座り、まず "Love of My Life"、続いて "Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"。場内と一体となったアンサンブルに彼自身も満足したように涙腺が緩んでいたような気がした。心に染み入るというのはこういうことを言うのだろう。こちらも年甲斐もなくややウルウル...

そして終盤。この曲を聴かなければ帰れないと誰しもが思う "Bohemian Rhapsody" が始まった。最初こそアダム・ランバートが歌ったが、中間は在りし日のフレディーの弾き語り、オリジナルメンバーによるヴォーカルアンサンブルの映像へと引き継がれた。これはある意味で賢明な選択だったような気がする。生での再現は無理な曲だから...

 

アンコールも含め、駆け抜けるような2時間半近くのライブだった。

 

最近、内外のグループで「○○年ぶりに再結成」とのニュースをよく聞く。いろんな事情があるだろうが、個人的にはあまり興味を持てなかった。一期一会のごとく「その時に感じた感覚はその時にしか感じ得ない。人間の感情はうつろう。時がたてばまったく同じものにはなり得ない」からだ。しかし今日のライブを聴いてみて、「まあ、そんなに固く考えなくとも...」とも思うようになった。単なるノスタルジーに終わらなかったのは...

 

たとえは、ヴォーカルを務めたアダム・ランバート(彼の名も今回初めて知ったし、彼がこれまでどんなキャリアを経てきたかも知らないが...)トークの場面で「僕はフレディーではない。しかし偉大なクィーンの曲を歌えることを誇りにしている」と敬意を持ちつつ自分なりの色で歌い切ったことが、単なる代役?以上の新たな価値を生み出した。

 

ドラムセッションも粋だった。センターステージにセットされたドラムスをロジャー・テイラーが、メインステージは若い奏者が叩く。叩き終わるたびに「まだ若いもんには負けやせん!」と言わんばかりにスティックでメインステージを指し示すロジャー。それに応えるかのように猛烈な勢いで若さをドラムスにぶつける若者。紹介された時は聞き逃したが、あとで確認したら彼の息子とのこと。ステージ上での親子合戦というのもなかなかいい。

 

ブライアン・メイのギターソロに続く”Tie Your Mother Down”もしびれた。アンコールの"We Will Rock You" "We Are the Champions" も華やかなフィナーレにふさわしいものだった。

 

一方で、フレディーの存在の大きさ・素晴らしさを再認識した。

聴いたところではべースのジョン・ディーコンはクィーン再結成に参加しなかった理由を「フレディーのいないクィーンはQueenではない」と言ったという。確かにヴォーカルはグループの顔。人間で言えば「目」にあたる。ただでさえそのグループの色を決めてしまうヴォーカルが変わるとなれば大ごとなのに、変幻自在に声を操れるフレディの代わりは見当たらない。唯一無二の存在だった(その意味では、目に見えぬファンの重圧を乗り越えたアダム・ランバートは賞賛に値する。)

 

その他、英国出身のQueenはコーラスを意識している曲が少なからずあるが "Bohemian Rhapsody" はその典型だとか、

"We Will Rock You"の、ドラムスのシンプルなリズムがやがて大きなうねりとなっていく様はラヴェルの「ボレロ」に似ているのでは?などなど、倉庫から出した資料を今の視点で見ると新たなことが見つかるような、様々なことを感じたライブだった。

 

今後再び「クィーン+α」としてこの武道館に彼らが立つのかはわからない。しかしブライアン・メイはトークの中で「俺はここに12回も来た」と話していた。それは彼自身の深い思いとともに、すべての人へのオマージュだと思う。

彼にとってもファンにとっても、「武道館」は「ブドウカン」ではなくて「BUDOKAN」だからだ。

そして今更ながら、70年代後半という彼らの黄金期にライブに立ち会えたことが、なんとラッキーなことだったことか...幸せなことだ。

 

P.S. ”Now I'm Here"、 聴きたかったなあ〜

 

 

〈データ〉

 

クイーン+アダム・ランバート LIVE IN TOKYO 2016

2016.9.23(金) 19:00 日本武道館

 

01. Seven Seas of Rhye
02. Hammer to Fall
03. Stone Cold Crazy
04. Fat Bottomed Girls
05. Don't Stop Me Now
06. Killer Queen
07. Somebody to Love
08. Love of My Life
09. Teo Torriate
10. These Are the Days of Our Lives
11. Under Pressure
12. Crazy Little Thing Called Love
13. Another One Bites the Dust
14. I Want It All
15. Who Wants to Live Forever
16. The Show Must Go On
17. Tie Your Mother Down
18. I Want to Break Free
19. I Was Born To Love You
20. Bohemian Rhapsody
21. Radio Ga Ga

En1. We Will Rock You
En2. We Are the Champions

 

【料金】 S席 16,500円

 

 

 

UH Gospel Choir@浦安市文化会館

  • 2016.05.15 Sunday
  • 22:51
元職場仲間からの案内で、ゴスペルを聴きに浦安まで行ってきた。
10年以上前だろうか、ある音楽教室の「ゴスペル」に参加したことがある。当時も女性がほとんどでやや気おくれもしたが、最後の発表会はなんと交通会館のらせん階段だった。いまでもそこでやっているかは定かでないが。。。

ということで、なんとなくは知っているが、アマとは言え本格的に聴くのは初めて。
知っている曲もあればそうでない曲もあり、今日のプログラム事態がオーソドックスなものであるかもわからないが、時には体を動かして仲間同士で歌い合わせることが楽しくないはずはない。

第2部は冒頭のセッションも素晴らしかった。パーカッションの坪根さんの手から繰り出されるタンバリンは容易にできないテクニック。今日初めて電子タンバリン(でいいのでしょうか?)を聴いた。その後の素敵なおばさまのウィットに富んだ語りも自然なもので会場大うけ。
ゴスペルだと全く別物のように聞える「メサイア」のハレルヤコーラスも聴けて、エネルギーをもらった演奏会だった。


〈データ〉

UH Gospel Choir LIVE 2016
2016.5.16(日) 15:00
浦安市文化会館

第1部
1  King Jesus is a Listening
2  Give Thanks
3  Disney Medley (UHオリジナル)
4  Every Praise
5  Total Praise
6  The Blessing of Abraham

第2部
1 Taisuke & Gousuke & Shigenobu session
2  映画「天使にラブ・ソングを」よりメドレー(UH オリジナル)
 I Will Follow Him 〜 Oh Happy Day 〜 Ain't No Moutain High Enough 〜His Eye Is On The Sparrow 〜 Hail Holy Queen   〜 Joyful Joyful
3  Amazing Grace
4  God Great God
5  Jesus is the Answer
6  Hallelujah!

指導:宮原 Panda 裕子
ピアノ:渡部 泰介
パーカッション:坪根 剛介
ベース:菊田 茂伸

*入場無料

 

西国巡礼満願

  • 2016.03.05 Saturday
  • 23:51
ここで休題。西国巡礼ってご存知ですか?

一言で言えば、約1300年の歴史がある日本最古の巡礼で、近畿を中心とした2府5県に点在する三十三か所の観音霊場を参拝するというもの。このたび、ついに!三十三番目の華厳寺の巡礼を終わって「満願」を迎えた。

振り返れば、ふと「西国めぐり」を思い立ったのが2年前の平成26年の夏。
その前年、遷宮でにぎわう伊勢神宮を訪れた際、那智の青岸渡寺で「西国三十三か所観音巡礼」(西国札所会・編)という一冊の本に目が留まったので購入した。しかし、悪い癖で買ったはいいが書架に”積ん読”こと半年。。。買ったことも忘れて、書架の整理をしようとした時に再発見したのがその本だった。
一方で、ハマルほど”乗り鉄”ではないが、乗り物好きであることも事実。「青春18きっぷ」の存在はもちろん知っていたもののそれまで使ったことはなかった。

そこで考えた。「西国めぐり」に興味が湧いたが、いかんせんここから(関東)だと交通費もただならない。しかし「青春18きっぷ」を使えば、時間はかかるが交通費を浮かせることことができる!ちょうど時は「青春18きっぷ」の発売期間中。また奇しくもJR西日本がその年の5月から5年間わたって「駅からはじまる西国三十三か所めぐり」のキャンペーンを始めていた。

これで決まった!「西国めぐり」を始めよう!スタンプラリーも楽しもう!ただし、制約を付けた。関西エリアまでの移動は「青春18きっぷ」のみ。現地へは公共交通機関のみ使う。歩くことが基本。
それから「青春18きっぷ」の発売に合わせ、仕事に合間を縫って”上洛”すること7回。

正直言うと、すべての観音様とゆっくり対話できたわけではない。中には電車やバスの時間の関係で御朱印だけいただいて走り下りたところもある。しかし、巡礼のなんたるかがすこしわかった気がする。それは自らの「健康確認」の行程でもあることだ。
いくら電車やバス、あるいは車が便利でも、すべての観音様までそれらで行けるわけではない。容易にたどり着ける観音様のほうが少なく、最後、山門からは”自らの足”で歩かなければならない(三十一番札所の長命寺は808段の石段。下から見上げただけでこれだけの石を積み上げた、いにしえの人々の思いはいかばかりかが容易に想像がつく)
行程の詳しくは別の機会にお披露目したい気もするが...

と、そんな一年半の西国巡礼を終わったと思ったら、あるパンフレットが目に入ってきた。
「西国三十三所草創1300年」(西国三十三所札所会事務局)
それによれば、来る2018年、西国三十三か所が草創1300年を迎えるにあたり、今年の3月から2020年まで特別拝観などの事業を行って巡礼の未来への継承を目指すという。そこに書かれた「いまこそ慈悲の心を」とのフレーズも時代が求めているように響く。
西国が終わったから、坂東の寺めぐりでもと思っていた矢先のこと。悩ましい。。。

いま大人の世界で、ちょっとしたラリーブームとのこと。企業の仕掛けや個人の動機はさまざまだが、現場に行って自分の五感を研ぎ澄ませば新たな発見であること事実。さて、次はどこへ出かけますかな?

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